コレクション: 土(紫)マンゴーの旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介

土(柴)マンゴーは台湾では良く目にすることのある卵のようなマンゴーですが、日本では滅多に手にすることができません。そんな土(柴)マンゴーの旬な時期や品種の特徴について紹介します。他のマンゴーでは考えられないような美味しい食べ方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


土(柴)マンゴーの旬な時期はいつから?



2月


3月


4月


5月


上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

土(柴)マンゴー


土(柴)マンゴー


黒香マンゴーは旧正月の終わり頃である2月中旬から5月下旬ごろまで収穫ができる品種です。

人気品種であるアップルマンゴーよりも早くから収穫ができる早生種と言われています。


土(柴)マンゴーの品種の特徴は?歴史や由来も紹介

土(柴)マンゴーの特徴

品種名

土(柴)マンゴー

糖度

15度前後

時期

2月中旬〜5月下旬

1玉あたりの重さ

120g前後

1kgあたりの玉数

8~9玉程度

香り

トロピカルな香り

品種の掛け合わせ

在来種

主な産地

台湾


土(柴)マンゴーは1562年にオランダ人によって持ち込まれた品種と言われています。

台湾では収穫量が非常に多く、市場でもよく見かけるマンゴーです。

土(柴)マンゴーという名前は本島マンゴーという意味や土着しているという意味であり、古くから台湾に根付いている品種ということを表現しています。


土(柴)マンゴーの糖度や味の特徴は?

 

土(柴)マンゴーの味のイメージ

甘味

4

★★★★

香り

4

★★★★

繊維

3

★★★

後味

3

★★★


土(柴)マンゴーは糖度15度前後でマンゴーのトロピカルな甘味が濃縮されたような味わいが特徴です。

サイズは小さいですが、口いっぱいにマンゴーの美味しさが広がります。

繊維はやや多めですが、繊維自体が柔らかいため口の中に残る感覚は強くありません。


土(柴)の見分け方は?大きさや形や色の特徴

土(柴)マンゴーの見分け方は120前後という小ささと緑色の果皮です。

鶏の卵のような形と大きさですが、種はやや大きめです。

果肉は濃い黄色からオレンジ色をしており、果汁が多くジューシーな品種と言えます。


土(柴)の選び方のコツ 

土(柴)マンゴーの選び方のコツとしては以下のような方法があります。


  • 果皮の色が緑色から黄緑色のものを選ぶ
  • 果皮にキズや黒い斑点がないものを選ぶ

土(柴)マンゴーを選ぶときには果皮の色が緑色から黄緑色のものを選ぶようにしましょう。

土(柴)マンゴーは追熟するにつれて果皮が黄色に変化していきます。

しかし、黄色いマンゴーは熟しすぎている可能性があるので注意が必要です。

また、果皮にキズや黒い斑点がたくさんあるものは避けるようにするのがおすすめです。

果皮にできたキズから果肉が傷んだり、腐ってしまうことがあります。黒い斑点も少量であれば問題ありませんが、たくさんあるものは傷んでいる可能性があるので注意しましょう。


土(柴)の切り方や美味しい食べ方は?

土(柴)マンゴーは非常に小さいため、果皮を剥いて種の部分を避けて丸ごとかぶりつくか果肉を種から取るように切るのがおすすめです。

次に土(柴)マンゴーの美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。


  • 冷蔵庫で2〜3時間冷やして食べる
  • ストローをさして果肉を吸う

土(柴)マンゴーは濃縮された甘味があるため、食べる前に冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やすとより美味しく食べることができます。

また、土(柴)マンゴーは小さいのでストローをさして食べるのが台湾では流行っています。

ストローをさす前に優しくマンゴーを揉んでおくと果肉が吸いやすくなります。

また、冷凍させてからストローで吸うのもフローズンマンゴーのようで美味しいです。


土(柴)マンゴーの食べ頃や追熟の目安は?


土(柴)マンゴーの食べ頃や追熟の目安は以下のポイントを参考にすると良いです。


  • 果皮の色が黄緑色くらいになったら食べ頃
  • 触ってみて柔らかくなってきたら食べ頃
  • 追熟は常温で直射日光を避けて行う

土(柴)マンゴーは熟すにつれて、果皮の色が緑色から黄色に変化していきます。

しかし、黄色くなっているものは熟しすぎているので、黄緑色くらいになっていたら早めに食べるようにしましょう。

緑色の果皮のマンゴーは色の変化がわかりにくいことがあります。この場合には触ってみて柔らかくなっていたら熟していると判断するのが良いです。

追熟は常温で行いますが、土(柴)マンゴーの場合は収穫から2〜3日程度で十分食べ頃になるので、市場に出ているものは基本的には追熟しなくても食べることができます。

また、追熟する場合には直射日光を避けて行うようにしましょう。


土(柴)マンゴーの保存方法は?

土(柴)マンゴーはどのような温度で保存するかによって保存方法が異なってきます。保存方法のポイントは以下の通りです。


  • 常温保存で追熟を行う
  • 冷蔵保存する場合は乾燥に注意する
  • 長期保存は冷凍庫で行う
  • 解凍は冷蔵庫でゆっくりと行う

常温保存のポイント

常温保存は追熟のために行います。

土(柴)マンゴーは追熟が必要な品種ですが、2〜3日で食べ頃になるので、追熟の行い過ぎに注意が必要です。

追熟の行い過ぎは果肉が腐ってしまう原因にもなりますので熟し具合をよく観察しておきましょう。


冷凍保存のポイント

冷凍保存は長期保存したい場合に行います。

土(柴)マンゴーは小さいので、そのまま冷凍させることもできます。

また、解凍はゆっくりと行うことをおすすめしますが、食べている間に溶けてくるため解凍せずに食べることもできます。


冷蔵保存のポイント

冷蔵保存する場合には乾燥に十分気をつける必要があります。

キッチンペーパーや新聞紙などを濡らしてマンゴーに巻いてから袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

下処理をして冷蔵保存する場合にはラップなどをしてなるべく早く食べ切るようにしましょう。


土(柴)マンゴーの賞味期限の目安は? 

土(柴)マンゴーの賞味期限の目安は以下の通りです。


  • 完熟してから常温保存する場合はなるべく早く食べる
  • 冷蔵なら5日以内、下処理した場合は1〜2日以内
  • 冷凍すれば1ヶ月程度

土(柴)マンゴーはあっという間に熟す品種ですので、常温で保存する場合にはなるべく早く食べるようにしてください。

冷蔵なら5日以内には食べるようにしましょう。

冷蔵保存の期間が長くなると果皮が黒ずんでしまったり、甘味が落ちてしまう原因になります。

下処理をして冷蔵した場合には1〜2日以内には食べるようにします。

下処理をすると切り口が空気に触れやすくなります。空気に触れている部分から傷んでしまうので賞味期限が短くなります。

なるべく空気に触れさせないためにもラップをかけるなどの対策を行って冷蔵保存するのがおすすめです。

冷凍した場合には1ヶ月程度は美味しく食べることができます。食べきれない場合には下処理をして冷凍保存するのがおすすめです。


土(柴)マンゴーの成分・栄養素

土(柴)マンゴーの主な成分と栄養素は以下のようになっています。


栄養素

100gあたりの含有量

エネルギー

64kcal

水分

82g

たんぱく質

0.6g

脂質

0.1g

繊維

1.3g

カルシウム

15mg

リン

12mg

0.2mg

ナトリウム

1mg

カリウム

170mg

ビタミンE

1.8g

βカロテン

610μg

ビタミンB1

0.04mg

ビタミンB2

0.06mg

ビタミンB3

0.7mg

ビタミンC

20mg


土(柴)マンゴーに含まれる成分や栄養素としてはビタミンB群、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどです。

熟す前にはビタミンCが多く含まれ、熟すにつれてβカロテンが増えていくという特徴があります。


土(柴)マンゴーの効果・効能について

土(柴)マンゴーにはたくさんの栄養素が含まれています。

それぞれの栄養素がどのような効果・効能を発揮してくれるのか紹介します。

βカロテン

βカロテンには体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。肌を若く保ったり、ハリや艶を維持してくれます。

カリウム

カリウムにはむくみを取ったり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。むくみやすい女性にとってはありがたい成分です。

ビタミンC

ビタミンCはシミなどの原因であるメラニン色素ができるのを防いで肌の健康を維持してくれると言われています。

ビタミンE

ビタミンEは細胞の酸化を防いだり、赤血球が壊れてしまうのを防ぐ効果があります。これらの効果によって体内の老化が進むのを抑えてくれます。いつまでも若々しくいたい人にとっては注目すべき栄養素です。

ビタミンB1

ビタミンB1は糖分からエネルギーを作り出す手助けをしたり、皮膚などの健康を維持してくれる栄養素です。

脳は糖分のエネルギーを多く使用している器官なので、正常に働くためにはビタミンB1が欠かせません。

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質などからエネルギーを作り出す手助けをしたり、肌や爪などの健康を維持してくれる栄養素です。

また、成長にも欠かせない栄養素ですのでお子さんなどにも積極的に取り入れてほしい栄養素と言えます。

ビタミンB3

ビタミンB3は別名ナイアシンと呼ばれる栄養素です。

アルコールの分解などを助けるため、二日酔い予防になります。その他にも循環器や消化器などの働きを助ける役割があると言われています。

普段からよくお酒を飲む人は摂取したい栄養素ですね。


土(柴)マンゴーの産地や生産量は?

土(柴)マンゴーの産地は台湾で、古くから食べられていることから生産量もかなり多い品種です。

しかし、日本では栽培している農家はほとんどなく、市場で見かけることも滅多にありません。


土(柴)マンゴーの値段・価格相場


土(柴)マンゴーは国内ではほとんど販売されていませんが、台湾だと1kgで100元(約350円)で販売されていることもあります。

かなりお手頃価格で購入できることも台湾で広く親しまれている要因の1つでしょう。