コレクション: パインアップルりんご(福島)の旬の時期は?糖度や品種の特徴と食べ方も紹介

りんごなのにパイナップルのような黄色い果肉と濃厚な甘味のパインアップルは突然変異によって偶然生まれた品種です。今回はパインアップルの旬な時期や品種の特徴について紹介します。パインアップルをより美味しく食べる方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


 パインアップルりんご(福島)の旬な時期はいつ?食べ頃は?


10月

11月

12月


上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

パインアップルりんご



パインアップルりんご







パインアップルの収穫時期は10月下旬から11月上旬ごろです。パインアップルは晩生種ですが、貯蔵性があまり高くない品種のため市場に出回るのは12月下旬ごろまでです。収穫は完熟してから行うため、冬しか食べることのできない希少品種と言えます。

h3 パインアップルがおすすめ

トドクヨでは、霜降り状に蜜の入ったパインアップルりんごがおすすめです。

りんごの中でも最高峰の糖度を誇るパインアップル!ぜひ、一度堪能してみてください。


パインアップルりんごとは?品種の特徴・歴史や由来も紹介

パインアップルりんご(福島)の特徴

読み方

ぱいんあっぷる

時期

10月下旬〜11月上旬

糖度

18度〜19度程度

色の特徴

赤色

食感・硬さ

きめ細やか

1玉あたりの重さ

300g前後

1kgあたりの玉数

3〜4玉

品種の掛け合わせ

ふじの変異種

主な産地

長野県


パインアップルはふじの変異によってできた品種です。ふじやサンふじに比べると蜜入りが非常に多く、霜降り状になっているのが特徴です。パイナップルのように甘く、香りが良いことと、蜜の入った果肉がパイナップルに似ていることからパインアップルという名前がつけられました。


パインアップルりんご(福島)は甘い?糖度や味の特徴

パインアップルりんご(福島)の味のイメージ

甘味

★★★★★

酸味

★★★

食感

★★★★

果汁

★★★★

香り

★★★★


パインアップルは蜜がとにかく多い品種で、糖度も18度〜19度になります。非常に甘い品種ですが、程よい酸味もあるため食べやすいです。食感はふじに比べると柔らかく、きめの細かい果肉と言えます。サクサクとした食感が好きな人におすすめです。果汁も多く、香りも濃厚でとても良いのが特徴と言えます。


パインアップルりんご(福島)の見分け方は?大きさや種の特徴

パインアップルの見分け方は、少しムラのある赤色の果皮と、ザラザラとした表面が特徴です。太陽の光に当てて育てる無袋栽培という方法で育てているため、色ムラが出たり、表面のザラつきが出ることがあります。

大きさは300g前後で、食べきりやすいサイズになっています。種は15個前後と一般的な数が含まれていることになります。


パインアップルりんご(福島)の選び方のコツ 

パインアップルの選び方のコツは以下のとおりです。


  • 軸がしっかりしているもの
  • 持ったときに重みがあるもの
  • お尻が丸く、色づきが良いもの
  • 香りの良いもの
  • 油上がりしており、ツヤのあるもの

軸がしっかりしているもの

りんごの上部には軸がついています。その軸が太くてしっかりしているものを選ぶようにしましょう。軸は果実に水分や栄養素を運ぶ役割をしています。軸のしっかりとしたりんごを選ぶことによって、水分や栄養素をたっぷり蓄えた美味しいものに巡り合えるのです。

持ったときに重みがあるもの

りんごを選ぶときにはいくつか手に持ってみるようにしましょう。りんごは果皮が薄く、水分が失われやすい果物です。持ったときに重みを感じるりんごは水分がたっぷりと含まれている新鮮なりんごと言えます。

お尻が丸く、色づきが良いもの

パインアップルは果皮が赤色をしています。色づきの良いものはたっぷりと太陽の光を浴びた証拠ですので、美味しく食べることができます。また、お尻の部分に丸みがあり、しっかりと色がついているものを選ぶようにしましょう。

香りの良いもの

パインアップルは濃厚な香りがするのが特徴の品種です。パインアップルを選ぶ際には、香りを確かめるようにしてみるのもおすすめです。

油上がりしており、ツヤのあるもの

りんごは完熟すると、不飽和脂肪酸を果皮に分泌します。これを油上がりと言います。油上がりすることによって新鮮さを保とうとします。そのため、りんごの果皮がツヤっとしており、油っぽいものを選ぶようにするのがおすすめです。また、果皮に分泌された不飽和脂肪酸は食べても問題ありません。


パインアップルりんご(福島)の切り方や美味しい食べ方は?

パインアップルの切り方や美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。


  • 輪切りで食べると美味しい
  • 冷やして食べる
  • シャムにするのもおすすめ

パインアップルは蜜が霜降り状に入っている品種ですので、輪切りにして種の部分をくり抜くようにして食べるのがおすすめです。蜜の入った部分を存分に楽しむことができます。また、パインアップルを切るときには皮を剥かないようにすると良いです。皮にはたくさんの栄養が含まれているので、抵抗のない人はそのまま食べるようにしましょう。

冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。りんごには果糖と呼ばれる甘味成分が含まれています。この果糖は冷やすことによって、より一層甘くなるという性質を持っています。そのため、パインアップルの甘味をより一層楽しみたい人は冷蔵庫で冷やしてから食べるのが良いでしょう。

食べきれなかったパインアップルはジャムにするのもおすすめです。甘味が強いので砂糖をたくさん入れなくても美味しいジャムを作ることができます。


パインアップルりんご(福島)の食べ頃や追熟の目安は?

サンふじりんごの食べ頃や追熟の目安は以下のとおりです。


  • りんごのお尻が赤くなっていたら食べ頃
  • 果皮にツヤが出てきたら食べ頃
  • 追熟はエチレンを活用する

パインアップルは果皮が赤い品種です。果皮の赤さがお尻の部分まできていたら、熟している証拠ですので、美味しく食べることができます。

また、油上がりによって果皮にツヤが出てきたら熟していると判断できます。見た目で判断できない場合には、手で触ってみるのがおすすめです。油上がりしていると果皮の表面に粘り気を感じることができます。

追熟はりんご自身が発するエチレンを活用して行います。りんごをポリ袋などに入れ、口を閉めた状態で野菜室などで保存しましょう。

りんごから出たエチレンは、甘味を強くしたり、果肉を柔らかくする働きがあるため、ポリ袋に入れて保存することで追熟が行えます。


パインアップルりんご(福島)の保存方法は?

パインアップルの保存方法の手順を紹介します。りんごの保存方法では、いくつかポイントがありますので参考にしてみてください。

  1. りんごにキッチンペーパーや新聞紙を巻く
  2. ポリ袋に入れる
  3. 野菜室で保存する

パインアップルを保存するときには、キッチンペーパーや新聞紙を巻いてポリ袋に入れましょう。ポリ袋の口は必ず閉めるようにしてください。りんごから出るエチレンは他の食品にも影響し、早く傷んでしまう可能性があります。また、りんごは水分が失われやすい果物なので、乾燥しないためにもしっかりとポリ袋の口は閉めてください。

パインアップルの蜜は高い温度になると消えてしまう性質があるので、野菜室などのなるべく涼しいところで保存するようにしてください。

変色を防ぐ方法

りんごは切ってから時間が経つと茶色く変色してしまうことがあります。これを褐変(かっぺん)と言います。褐変はりんごに含まれているポリフェノールが空気に触れて酸化することによって引き起こされます。

褐変を防ぐ方法はいくつかあります。

  • 食塩水に浸す
  • 砂糖水に浸す
  • ハチミツを溶かした水に浸す
  • レモンを絞る
  • 炭酸水に浸す

食塩水に浸す方法は、ボウルに1つまみくらいの食塩を溶かして2〜3分浸しておくだけで褐変を防ぐことができます。

食塩水に浸す方法では、りんごがしょっぱくなってしまって困るというひとは砂糖水に浸す方法もあります。2カップの水に大さじ2杯ほどの砂糖を溶かして15分程度浸しておきましょう。

ハチミツの場合には、1カップの水に大さじ2杯程度溶かす必要がありますが、浸す時間は1分程度でも構いません。

水に調味料を溶かすのが面倒という人は、レモンをりんごに絞る方法でも褐変を防ぐことができます。かけすぎると酸っぱくなってしまうので注意が必要です。

褐変を防ぎたいけど、りんごの味が変わってしまうのは嫌だなという人は炭酸水に浸すのがおすすめです。5分ほど浸すことで褐変を防ぐことができますので、ぜひ試してみてください。

パインアップルりんご(福島)の日持ちの目安は? 

パインアップルの日持ちの目安は保存する環境によって異なります。


  • 常温保存:2週間〜1ヶ月
  • 冷蔵保存:1ヶ月〜2ヶ月
  • 冷凍保存:1ヶ月

パインアップルは貯蔵性が高いと言われている晩生種ですが、無袋栽培のため晩生種の中でも日持ちしにくい品種と言われています。

また、蜜入りの多い品種は暖かいところで保存してしまうと1ヶ月程度で蜜が消えてしまうので注意が必要です。


パインアップルりんご(福島)の成分・栄養素

パインアップルにはたくさんの栄養素が詰まっています。パインアップルの成分・栄養素は以下のとおりです。


皮付きのりんご100gに含まれる成分

エネルギー

56kcal

たんぱく質

0.2g

脂質

0.3g

炭水化物

16.2g

灰分

0.2g

カリウム

120mg

カルシウム

4mg

マグネシウム

5mg

リン

12mg

βカロテン

27μg

ビタミンC

6mg

食物繊維

1.9g(水溶性0.5g、不溶性1.4g)


このほかにも、ペクチンやポリフェノールといった栄養素も含まれています。


パインアップルりんご(福島)の効果・効能について

パインアップルにはたくさんの栄養素が含まれていることがわかりました。ここでは、それぞれの栄養素がどのような効果・効能を示すのか紹介します。

血圧の上昇を抑える

りんごに含まれるカリウムやペクチンは血圧の上昇を抑える効果があります。血圧を上げる塩分はナトリウムという成分からできています。カリウムやペクチンはナトリウムを体の外に排出する働きがあるため、血圧の上昇を抑えます。

胃や腸の調子を整える

りんごに含まれる食物繊維は胃や腸の調子を整える効果もあります。胃酸の量を調節することによって、胃痛や消化不良を予防します。また、善玉菌を増やす働きによって整腸作用を期待できるため、便秘がちな女性などには積極的に食べてほしい果物です。さらに、りんごはすりおろすことで赤ちゃんなどでも食べることができるため、赤ちゃんのお腹の調子が良くないときなどにもおすすめです。

貧血を予防する

りんごは貧血を予防する効果もあります。りんごに含まれるビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きがあります。また、胃の調子を整えることによって鉄分を吸収しやすくしてくれます。そのほかにも、りんごに含まれるリンゴ酸なども貧血予防に効果的な栄養素です。

動脈硬化予防や血糖値の上昇を抑える

りんごに含まれる食物繊維は動脈硬化の予防や血糖値の上昇を抑える働きがあります。食物繊維は血液中にコレステロールが入るのを防いでくれます。コレステロールの高い食品を食べるときには、りんごも一緒に食べるのがおすすめです。

アレルギー症状の抑制

りんごにはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を抑制する効果があります。また、そのほかにも動脈硬化の抑制や虫歯の予防、美白効果なども発揮してくれます。ポリフェノールはりんごの皮や皮に近い部分に多く含まれていますので、剥かずに食べると良いでしょう。


パインアップルりんご(福島)の産地や生産量は?

パインアップルは長野県で偶然見つかった品種です。ふじの変異種のため、詳しいことは解明されておらず、生産量も増えていないのが現状です。


パインアップルりんご(福島)の値段・価格相場

パインアップルは生産量が非常に少ない品種なので、スーパーなどで見かけることはほとんどありません。産地直送などの通販でも3kgで5000円〜7000円とかなり高額で販売されている希少品種です。

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