コレクション: 沖縄(西表島)ジュリオスターの旬な時期は?糖度や品種の特徴も紹介

沖縄(西表島)ジュリオスターの旬な時期はいつからいつ?


7月

上旬

中旬

下旬

ジュリオスター

沖縄県の西表島で栽培されているジュリオスターは、沖縄で最も広く栽培されているハワイ種「N67-10」と比較して約3週間早く成熟する早生品種として知られていますが、西表島のジュリオスターは、本島のハワイ種よりも遅く収穫期は7月上旬から下旬にかけてです。


大二郎さんのジュリオスター(沖縄西表島)

西表島のますみ農園の大二郎さんが栽培しているジュリオスターは、果皮色が美しい橙色に輝き、綺麗な樽型、果肉は甘みが強く、酸味は控えめです。スーパーマーケットなどで手に入る輸入されたパイナップルよりも美味しいパイナップルを味わうことができます。

ジュリオスターの品種の特徴は?歴史や由来も紹介

ジュリオスターの特徴

糖度

16度以上

酸度

0.6%程度

時期

7月上旬〜7月下旬頃

1玉あたりの重さ

1.2kg程度

1kgあたりの玉数

なし

皮の厚さ

普通

芯の硬さ

柔らかい

果肉の硬さ

柔らかい

品種の掛け合わせ

クリームパイン×ハワイ種

主な産地

沖縄県


ジュリオスターは、他の品種と比べ完熟後も長期間日持ちすることが特徴です。

2006年に「パインアップル沖縄10号」として沖縄本島北部、石垣島、西表島で栽培が始まり、2009年には種苗法に基づき品種登録されました。翌年の2010年には、「パインアップル農林7号」として農林認定を受け市場に出されました。

ジュリオスターは、7月に成熟することからスペイン語で7月を表す「Julio」と英語で「星」を表す「Star」を組み合わせ、成熟期を表現したものです。

ジュリオスターの糖度や甘さ味の特徴は?

ジュリオスターの味のイメージ

甘味

★3

酸味

★2

果汁

★4

香り

★3

ジュリオスターは、糖度が16度以上とやや高く、酸味が少ない分、甘味を強く感じます。特に果実のお尻の部分は酸味が控えめで、果肉を口に含むと強い甘味が広がります。

ジュリオスターの大きさや重さ色の特徴は?

ジュリオスターの特徴としては、果重が約1.2kgで、ハワイ種「N67-10」よりもやや大玉であり、成熟した際には鮮やかな橙色の果皮を持つことが特徴です。果肉の糖度は約16%で、酸度は0.6%程度と少なく、甘く、多くの果汁を含んでいるため、食味が優れています。

ジュリオスターの種や皮の特徴は?

ジュリオスターなどのパイナップルの品種は、多肉で硬い鱗片状の皮と表面に小さな突起があり、触ると粗い感触があります。食べてしまうと棘で口内を傷つけてしまう可能性もあるので捨てましょう。

ジュリオスターの芯や果肉の特徴は?食べられる?

ジュリオスターの芯は柔らかすぎず、硬すぎずと絶妙な食感です。食べることができますが、好みによってはあまり美味しく感じない場合もあります。硬い芯はミキサーでジュースやスムージーにすることで、美味しく楽しむことができます。


ジュリオスターの成分や栄養素の特徴

ジュリオスターの主要な栄養素と、100gあたりの栄養価は以下のとおりです。

栄養素

100gあたりの含有量

エネルギー

50 kcal

タンパク質

0.5 g

脂質

0.2 g

炭水化物

13 g

食物繊維

1.4 g

ビタミンC

24 mg

ビタミンB1

0.05 mg

ビタミンB2

0.03 mg

ビタミンB6

0.11 mg

ビタミンE

0.1 mg

ナイアシン

0.5 mg

カリウム

200 mg

マグネシウム

20 mg

カルシウム

13 mg

リン

10 mg

以上のように、ジュリオスターには豊富なビタミンやマグネシウムなど多くの栄養素が含まれています。

これらの栄養素は免疫力を高めたり、骨や筋肉の健康維持に役立ちます。

パイナップルは美味しく食べながら健康を維持するための優れたフルーツです。



ジュリオスターの産地や生産量の特徴

ジュリオスターの栽培には、沖縄県の温暖な気候や適切な土壌条件が必要です。ただし、沖縄県内でも、栽培が行われる地域は限定されており、そのため、生産量が制限されているという現状があります。

ジュリオスターは、その特徴的な味わいや見た目から人気がありますが、栽培が難しく収量も少ないことから、希少価値の高いフルーツとして扱われています。


ジュリオスターの見分け方や他品種との違い

ジュリオスターと一般的なパイナップルとの違いは以下のとおりです。

特徴

ジュリオスター

一般的なパイナップル

形状

樽型

大きくて細長い

橙色

緑から黄色

香り

香りが良い

強い酸味の香り

強い甘味

酸味が強く果汁が少ない

価格

希少価値が高く高価

比較的安価

ジュリオスターは、植え付けから収穫まで2年かかる希少価値の高い品種で、市場ではなかなか見ることは少ないでしょう。また、その樽型(バレル)の形をしている見た目の立派さや希少性から贈答品として贈られることも多いです。

美味しいジュリオスターの選び方

美味しいジュリオスターの選び方は、以下の3つのポイントに注目して選びましょう。

  • ずっしりと重く丸みがあるもの。
  • 果皮が鮮やかな橙色のもの。
  • 葉の色が濃い緑色で葉先までピンっと立っているもの。

ジュリオスターの切り方

ジュリオスターの切り方を紹介します。

  1. 上部(葉)と下部を切り落とします。
  2. 縦半分に切り、4等分または8等分に切り分けます。
  3. 身を皮から切り離します。
  4. 食べやすい大きさにカットします。

ジュリオスターのおすすめの食べ方

ジュリオスターのおすすめの食べ方を3つ紹介します。

  1. 生で食べる

パイナップルのお尻の部分は特に甘味が強く、頭から食べると味わいが均等になります。また、冷やしていただくと一層美味しさを感じられます。

  1. パイナップルチャーハン

ジュリオスターを使ったチャーハンは、ほんのり甘酸っぱく食べやすいのでおすすめです。ナンプラーか、醤油小さじ1を加えて味を調整してください。

  1. パイナップルケーキ

ジュリオスターをみじん切りにし、ホットケーキミックス、バター、卵を加えよく混ぜます。型に流し込み、180℃のオーブンで15分焼き、裏返して更に180℃のオーブンで5分火が通るまで焼いたら甘いパイナップルケーキの完成です。


ジュリオスターの保存方法や食べ頃は?

  1. しっかりと水で洗い、汚れを取ります。
  2. 水分を拭き取ります。
  3. 食べやすい大きさにカットし、ジップロックなどの袋に入れて冷蔵保存します。
  4. 食べきれない場合は、一つずつラップをして冷凍保存しましょう。

ジュリオスターの食べ頃は、濃い橙色のものです。

また、甘酸っぱい匂いと濃い緑色の葉になっているのかどうかも見極めるポイントになります。

ジュリオスターの賞味期限は?どのくらい日持ちする?

通常、パイナップルは2〜3日程度しか日持ちしませんが、ジュリオスターは9日程度と長く日持ちするのが特徴です。しかし、パイナップルは他のフルーツよりも傷みが早い食べ物なので食べきれないときはすぐに冷凍保存しましょう。

ジュリオスターの特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人 

ジュリオスターの特徴をまとめると以下のとおりです。

  • 保存が効きやすく長持ちしやすい
  • 甘酸っぱい爽やかな味とバランス
  • 果汁がたっぷりでみずみずしい

ジュリオスターをおすすめできる人は、以下のとおりです。

  • 贈答用のフルーツを探している人
  • 極上のパイナップルを味わいたい人
  • 沖縄の気分を味わいたい人

ジュリオスターは、ゴールドバレルと同様に希少性が高いことから贈答品として選ばれることが多いパイナップルです。

家族や友人などの大切な日にジュリオスターを贈ってみてはいかがでしょうか?