沖縄のピーチパイン(ソフトタッチ)の旬な時期や特徴などを紹介します!
沖縄(西表島)ピーチパインの旬な時期はいつからいつ?
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5月
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6月
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上旬
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中旬
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下旬
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上旬
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中旬
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下旬
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ピーチパイン
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○
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◎
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◎
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◎
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○
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×
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沖縄県の西表島で栽培されているピーチパインの収穫時期は、通常5月上旬から6月中旬で、ピークは5月中旬から6月上旬にかけてです。この時期には最も美味しく、甘味が強く、ジューシーなピーチパインを味わえます。
大二郎さんのピーチパイン (沖縄西表島)

西表島にある、ますみ農園の大二郎さんが栽培しているピーチパインは、一般的なパイナップルと比べて果皮がややピンク色がかっており、独特の香りと風味を持っていることが特徴です。
平均的にも糖度は高く22度以上になることもあります。
西表島で農業を営む地元の生産者さんで、自然栽培にこだわり、化学肥料や農薬を使用せずに育てたパイナップルを販売しています。彼が育てたピーチパインは、その品質と味わいが高く評価され、沖縄県内外から多くの人々に愛されています。
ピーチパインの品種の特徴
ピーチパインの特徴
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糖度
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18度以上
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酸度
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0.6%程度
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時期
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5月上旬〜6月中旬頃
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1玉あたりの重さ
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600〜800g程度
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1kgあたりの玉数
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-
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種
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なし
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皮の厚さ
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薄い
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芯の硬さ
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柔らかい
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果肉の硬さ
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柔らかい
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品種の掛け合わせ
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スムースカイエン種×I-43-880
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主な産地
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沖縄県西表島
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ピーチパインは、沖縄県で生まれました。この品種は、「ハワイ系(スムースカイエン種)」と「I-43-880」を掛け合わせて開発され、1999年に品種登録されました。
ピーチパインはもともと「ソフトタッチ」と呼ばれていましたが、特徴的な香りと、桃を彷彿とさせる甘い香りを放つため、「ピーチパイン」と呼ばれるようになりました。
ピーチパインの糖度や甘さ味の特徴は?
ピーチパインの味のイメージ
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甘味
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★4
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酸味
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★2
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果汁
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★3
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香り
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★5
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ピーチパインの糖度は一般的に12度〜15度程度で、甘みが強くて程よい酸味が特徴です。果肉は柔らかく、ジューシーで香りも豊かです。食べる前に十分に熟させることで、より甘みを楽しむことができます。
ピーチパイン大きさや重さ色の特徴は?

ピーチパインの大きさは直径が15〜20cm程度、重さは600〜800g程度が一般的で、果皮の色は黄色味がかったピンク色で、果肉は白っぽく、多汁で甘味が強く、風味が豊かな果汁を含んでいます。果皮にはピーチのような芳香があり、独特の香りが楽しめます。
ピーチパイン種や皮の特徴は?
ピーチパインの果実には小さな平たい種が含まれており、果皮は柔らかく繊維質が少なく、薄く剥くことができます。
ピーチパインの芯や果肉の特徴は?食べられる?
ピーチパインの芯は柔らかいため、そのまま食べることができます。果肉は非常にジューシーで多汁であり、繊維質が少なく柔らかい食感が特徴です。独特の芳香があり、甘味が強く、風味も豊かな味わいが楽しめます。生食はもちろん、ジュースやサラダ、料理にも使われています。
ピーチパインの成分や栄養素の特徴
ピーチパインの主要な栄養素と、100gあたりの栄養価は以下のとおりです。
栄養素
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100gあたりの含有量
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エネルギー
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53kcal
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たんぱく質
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0.4g
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脂質
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0.1g
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炭水化物
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14g
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食物繊維
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1.1g
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ビタミンC
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24mg
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ビタミンB1
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0.05mg
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ビタミンB2
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0.02mg
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ナイアシン
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0.5mg
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ビタミンE
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0.1mg
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カリウム
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173mg
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マグネシウム
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12mg
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リン
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9mg
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ピーチパインの産地や生産量の特徴
ピーチパインの主要産地は沖縄県であり、特に西表島、石垣島、沖縄本島北部(東村)などに限られています。栽培が難しく、限られた地域(酸性土壌)でしか栽培されていません。
ピーチパインの見分け方や他品種との違い
ピーチパインと他のパイナップルとの違いは以下のとおりです。
特徴
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ピーチパイン
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一般的なパイナップル
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香りと味
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甘い香りと桃を思わせるような味わい
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香りはあまり強くなく、爽やかな甘味
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形状
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小さく丸みを帯びた形状
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大きく細長い形状
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肉質
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柔らかく、食感が違う
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固めで、シャキシャキとした食感
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栽培方法
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高温多湿な環境が必要
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熱帯や亜熱帯の地域で栽培される
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産地
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沖縄県で生産される
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世界中で生産される
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ピーチパインは小ぶりで丸みを帯びた形状やピンク色が特徴的で、柔らかく繊維質が少ない果肉に強い甘みと程よい酸味があります。栽培が難しく、生産量が少なく高価な果物として扱われています。
美味しいピーチパインの選び方
美味しいピーチパインの選び方は、以下の3つのポイントに注目して選びましょう。
- 色が濃く、黄色味がかっているもの。
- 香りが強く、甘い匂いがするもの。
- 葉っぱが多く、根元がしっかりしているもの。
ピーチパインの切り方
ピーチパインの切り方を紹介します。
- まず、上下を切り落とし、表面の皮を薄く剥いていきます。
- 次に、タテに4等分にしてカットしましょう。※芯は柔らかいので食べられます。
- 最後に、好みの大きさにカットして完成です。
切り方次第で、見た目も美しく仕上げることができます。
ピーチパインのおすすめの食べ方
ピーチパインのおすすめの食べ方を3つ紹介します。
サラダに加える
ピーチパインを野菜と合わせて食べるのがおすすめです。
甘みがアクセントになり、シャキシャキした野菜との組み合わせがマッチします。
スムージーやジュースにする
ピーチパインは、果汁が多くジューシーなので、スムージーやジュースにすると美味しいです。また、冷凍にすることでピーチパインをブレンダーで粉砕し、牛乳やヨーグルトなどと一緒にスムージーにすると、爽やかで美味しいドリンクになります。
デザートに使う
ピーチパインをシロップに漬け、パイやタルトに入れて食べるのもおすすめです。
ピーチパインは、さまざまな料理に使うことができます。
自分の好みに合わせて、アレンジして楽しんでみてください。
ピーチパインの保存方法や食べ頃は?
ピーチパインを長期間保存する場合は、以下の方法がおすすめです。
- 未熟なピーチパインは、常温で熟すまで待ちます。
- 完熟したピーチパインは、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室に保存します。
- 切ったピーチパインも、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室に保存します。
- 冷凍保存する場合は、皮をむいてカットし袋に入れて、冷凍庫に保存します。解凍する際には、室温で自然解凍するか、電子レンジで加熱します。
また、ピーチパインの食べ頃は、果皮が黄色がかったピンク色に変色し、果肉が柔らかく、香り高くなった時です。
ピーチパインの賞味期限は?どのくらい日持ちする?
完熟したピーチパインはすぐに傷みやすく、長期保存はできません。できるだけ早めに食べるようにしましょう。また、冷蔵保存した場合でも、1週間程度が限界となります。
ピーチパインの特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人
ピーチパインの特徴まとめ
- 桃の香り・風味がする
- 色はピンクがかっている
- 芯が柔らかいので芯まで食べられる
- 他の品種よりも小さめ
- パイン特有のイガイガがない
ピーチパインをおすすめできる人
- 甘くてジューシーな味わいが好きな人。
- ピーチのような香りが好きな人。
- 果肉が柔らかいフルーツを好む人。
ピーチパインは、ジューシーで栄養価の高さが特徴的なフルーツであり、フルーツ好きな人から健康に気を使う人までおすすめです。また、沖縄旅行などで地元の味を楽しむ際にもぜひ食べてみてください。