マンゴーと言われたら皮が赤くて、果肉がオレンジ色をしたアップルマンゴーを思い出す人が多いのではないでしょうか?
今回はそんなマンゴーの代表的な品種とも言えるアップルマンゴーの特徴や美味しい食べ方を紹介します。
アップルマンゴーの旬な時期はいつから?
収穫〜配送時期まとめ |
アップルマンゴーのお取り寄せ時期:6月下旬頃〜7月下旬頃
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アップルマンゴーは6月下旬から7月中旬にかけて栽培し、7月下旬に収穫を行う早生種と呼ばれる品種です。
アップルマンゴーは人気品種であるため、国内でも様々な地域で栽培されており、地域によって気候や環境の違いがあるため収穫時期が多少異なることがあります。
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アップルマンゴーの品種の特徴は?歴史や由来も紹介

アップルマンゴーの特徴
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品種名
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アーウィン
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糖度
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15度程度
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時期
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7月下旬〜8月初旬
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1玉あたりの重さ
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400g前後
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1kgあたりの玉数
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2〜4玉
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香り
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甘く強い
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品種の掛け合わせ
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リペンスの実生
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主な産地
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アメリカ
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アップルマンゴーはアメリカフロリダ州原産のアーウィンという品種です。
アーウィンはリペンスという品種の実生で誕生しました。
アーウィンの歴史はアメリカから1960年頃台湾に入ってきたことから始まります。
その後、台湾から日本へも入ってきたことが日本国内でアーウィンが広がるきっかけです。
現在では国内で最も生産量が多い品種となっています。
アップルマンゴーの名前の由来は果皮がりんごのように赤く染まることからきています。
また、果肉は卵の黄身のように鮮やかなオレンジ色をしているのもアップルマンゴーの特徴です。
アップルマンゴーの糖度や味の特徴は?
アップルマンゴーの味のイメージ
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甘味
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★★★★
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香り
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★★★★★
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繊維
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★★
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後味
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★★★★
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濃厚な甘味が楽しめるアップルマンゴーは香りも強く、熟すにつれてその香りが強くなってくるのが特徴です。
アップルマンゴーは甘味が強いだけでなく、程よい酸味もあるためマンゴーの複雑な味を楽しむことができます。
マンゴー特有の繊維は比較的少ないため、口当たりは滑らかでお子さんでも食べやすい品種になっています。
果実がたっぷりと含まれてジューシーなアップルマンゴーは、濃厚な甘味が食べ終わった後も口の中いっぱいに広がるため食べ応え抜群です。
アップルマンゴーの見分け方は?大きさや形や色の特徴
アップルマンゴーの見分け方としては最大の特徴である果皮が赤くなることを利用するのが良いでしょう。
また、大きさは手のひらに収まるくらいでふっくらとした丸みがあるのが特徴です。
アップルマンゴーの選び方のコツ
アップルマンゴーの選び方のコツとしては以下のような見分け方があります。
アップルマンゴーの選び方のコツ |
- 皮に艶があるものを選ぶ
- ふっくらとしていてハリのあるものを選ぶ
- キズや黒い斑点がない
- 食べるまでに日にちがある場合にはプルームがあるものを選ぶ
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上手な選び方としては、色だけで判断するのではなくマンゴーの状態をしっかりと確認することが大切になってきます。
果皮は赤いだけでなく艶があるかどうかやキズや黒い斑点がないかなどを確認するようにしましょう。
また、なるべくふっくらとしてハリのあるものを選ぶことで、美味しいアップルマンゴーを手に入れることができます。
食べるまでに日にちがある場合には皮の表面にプルームと呼ばれる白い斑点があるものを選ぶようにしましょう。
このプルームは完熟するにつれて果皮から分泌される蜜によって消えていきます。
アップルマンゴーの切り方や美味しい食べ方は?
アップルマンゴーの切り方を紹介します。
アップルマンゴーの切り方 |
- アップルマンゴーの切り方は種の部分を避けるようにして縦に三等分します
- 種が入っていない2つはサイの目切りにします
- 種の周りの部分にも果肉が付いているのでスプーンなどですくったり、削ぎ切りにして食べることができます
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次にアップルマンゴーの美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。
アップルマンゴーの美味しい食べ方のポイント |
- 冷蔵庫で冷やして食べる
- 調理して食べる
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アップルマンゴーは濃厚な甘味が特徴の品種なので冷やして食べると美味しいです。
また、ゼリーやプリン、パフェなどのデザートに使っても甘味をしっかりと感じることができつつ、適度な酸味がアクセントになるのでアップルマンゴーの美味しさを存分に味わうことができます。
アップルマンゴーの食べ頃や追熟の目安は?
アップルマンゴーの食べ頃や追熟の目安は以下のポイントを参考にすると良いです。
アップルマンゴーの食べ頃や追熟の目安 |
- 食べ頃にはマンゴーの甘い香りがしてくる
- 果皮が赤くなる
- 指で軽く押すとやわらかい
- プルームが消える
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アップルマンゴーは皮の色が赤くなったら完熟していると判断しがちですが、人工的に皮の色を赤くしているものもあるため、赤ければ完熟していると一概には言えません。
果皮が赤くなる以外の目安としては、完熟すると香りはより一層強くなるということです。
他の品種に比べると香りが強いアップルマンゴーは少し離れたところでも甘い香りがしてきたら食べ頃の目安と言えるでしょう。
また、指で軽く押したときに少しへこむくらい柔らかくなっていれば美味しく食べることができます。
そのほかにも果皮の表面のプルームが消えていれば食べ頃と言えるでしょう。
追熟は常温で行いますが、買ってきたマンゴーの状態によって日数が異なってきますので食べ頃の目安を参考にしながらこまめに確認するようにしましょう。
アップルマンゴーの保存方法は?
アップルマンゴーはどのような温度で保存するかによって保存方法が異なってきます。保存方法のポイントは以下の通りです。
アップルマンゴーの保存方法 |
- 常温保存は追熟のために行う
- 冷蔵保存する場合は乾燥に注意する
- 長期保存は冷凍庫で行う
- 解凍は冷蔵庫でゆっくりと行う
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常温保存のポイント
常温保存は追熟のために行います。
完熟している場合には早めに食べるか、下処理をして冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめです。
完熟している状態で常温保存していると傷んでしまう原因になるので注意が必要です。
冷凍保存のポイント
冷凍保存は長期保存したい場合に行います。
丸ごと冷凍保存するのではなく、下処理をしてからラップなどをかけて保存しましょう。
解凍するときには冷蔵庫でゆっくりと解凍することによって汁が出てしまうのを防ぐことができます。
冷蔵保存のポイント
冷蔵保存する場合には乾燥に十分気をつける必要があります。
アップルマンゴーは乾燥に弱いため、下処理をしてから冷蔵保存するのがおすすめです。
そのまま冷蔵保存したい場合にはキッチンペーパーや新聞紙などを濡らしてマンゴーに巻いてから袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
アップルマンゴーの賞味期限の目安は?
アップルマンゴーの賞味期限の目安は以下の通りです。
アップルマンゴーの賞味期限の目安 |
- 完熟してから常温で3日以内
- 冷蔵なら5日以内、下処理した場合は1〜2日以内
- 冷凍すれば1ヶ月程度
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アップルマンゴーは完熟してから常温なら3日以内、冷蔵なら5日以内には食べるようにしましょう。下処理をして冷蔵した場合には1〜2日以内には食べるようにします。
冷凍した場合には1ヶ月程度は美味しく食べることができます。
食べきれない場合には下処理をして冷凍保存するのがおすすめです。
アップルマンゴーの成分・栄養素
アップルマンゴーの主な成分と栄養素は以下のようになっています。
栄養素
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100gあたりの含有量
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エネルギー
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64kcal
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水分
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82g
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たんぱく質
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0.6g
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脂質
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0.1g
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繊維
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1.3g
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カルシウム
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15mg
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リン
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12mg
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鉄
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0.2mg
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ナトリウム
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1mg
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カリウム
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170mg
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ビタミンE
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1.8g
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βカロテン
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610μg
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ビタミンB1
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0.04mg
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ビタミンB2
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0.06mg
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ビタミンC
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20mg
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アップルマンゴーに含まれる成分や栄養素としてはビタミンB、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどです。
ビタミン類が多く含まれるアップルマンゴーは美容に気をつけている女性や、成長期のお子さんにも積極的に取り入れてほしい食材と言えます。
アップルマンゴーの効果・効能について
アップルマンゴーにはたくさんの栄養素が含まれています。
それぞれの栄養素がどのような効果・効能を発揮してくれるのか紹介します。
βカロテン
アップルマンゴーに含まれるβカロテンには体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
肌を若く保ったり、ハリや艶を維持してくれます。
カリウム
カリウムにはむくみを取ったり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。
むくみやすい女性にとってはありがたい成分です。
ビタミンC
ビタミンCはシミなどの原因であるメラニン色素ができるのを防いで肌の健康を維持してくれると言われています。
ビタミンE
ビタミンEは細胞の酸化を防いだり、赤血球が壊れてしまうのを防ぐ効果があります。
これらの効果によって体内の老化が進むのを抑えてくれます。
いつまでも若々しくいたい人にとっては注目すべき栄養素です。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖分からエネルギーを作り出す手助けをしたり、皮膚などの健康を維持してくれる栄養素です。
脳は糖分のエネルギーを多く使用している器官なので、正常に働くためにはビタミンB1が欠かせません。
ビタミンB3
ビタミンB3は脂質などからエネルギーを作り出す手助けをしたり、肌や爪などの健康を維持してくれる栄養素です。
また、成長にも欠かせない栄養素ですのでお子さんなどにも積極的に取り入れてほしい栄養素と言えます。
アップルマンゴーの産地や生産量は?
アップルマンゴーは国内の様々な場所で栽培が行われています。
主に宮崎県や鹿児島、沖縄県などの暖かい地域での栽培が盛んと言われていますが、北海道でもアップルマンゴーの栽培は行われています。
国内での生産量は2013年の時点で3000tを超えており、その半分以上が沖縄県で生産されたものです。
アップルマンゴーの値段・価格相場
アップルマンゴーの値段は国内産のものは1kgあたり6000円程度で購入することができます。
外国産のアップルマンゴーも市場にはたくさん出回っており、国内産のものと比較すると安く手に入れることができます。
国内産のアップルマンゴーが高価な理由としては樹上で完熟したものを出荷することができるからです。
外国産のアップルマンゴーは輸送時間が長くなってしまうため、完熟する前に収穫して出荷を行います。
樹上で完熟させたものを出荷することのできる国内産は外国産のアップルマンゴーと比較すると甘味や香りが強く美味しいと言われているため、外国産よりも高い値段が付けられています。