沖縄(西表島)スナックパイン(ボゴール)の旬な時期はいつからいつ?
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7月
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上旬
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中旬
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下旬
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スナックパイン(ボゴール)
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◎
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◎
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◎
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沖縄県の西表島で栽培されているスナックパイン(ボゴール)の、最も美味しい時期は7月です。しかし、石垣島では4月下旬から6月下旬、沖縄本島では6月下旬から7月中旬に収穫されます。
大二郎さんのスナックパイン(ボゴール) (沖縄西表島)
西表島にあるますみ農園の大二郎さんが栽培するスナックパイン(ボゴール)は、小ぶりながらも高い糖度とほんのりした酸味が特徴的です。また、芯も柔らかいのでおいしく食べられます。
スナックパイン(ボゴール)の品種の特徴は?歴史や由来も紹介
スナックパイン(ボゴール)の特徴
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糖度
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19度程度
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酸度
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0.6%程度
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時期
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7月上旬〜7月下旬頃
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1玉あたりの重さ
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700〜900g程度
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1kgあたりの玉数
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−
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種
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なし
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皮の厚さ
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薄い
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芯の硬さ
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柔らかい
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果肉の硬さ
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柔らかい
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品種の掛け合わせ
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−
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主な産地
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沖縄県
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スナックパイン(ボゴール)は、パイナップル科のボゴール種です。スナックパイン(ボゴール)の葉にはトゲがあり、一般のパイナップルよりもやや小ぶりで果肉中の空隙が大きく、酸味が少なく、香りが高いことが特徴です。柔らかく手でちぎって食べられるため、「スナックパイン」と呼ばれています。日本へは、1866年にオランダの漂流船によって石垣島にもたらされたのが最初だと言われています。
スナックパイン(ボゴール)の糖度や甘さ味の特徴は?
スナックパイン(ボゴール)の味のイメージ
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甘味
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★4
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酸味
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★1
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果汁
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★3
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香り
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★5
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スナックパイン(ボゴール)は、高糖度で19度程度、甘く酸味が少ないのが特徴です。
甘味の強いパイナップルが好きな人には、とくにおすすめです。
スナックパイン(ボゴール)の大きさや重さ色の特徴は?
スナックパイン(ボゴール)は、一般的なパイナップルよりもやや小ぶりで、重さは700g〜900g程度です。緑色と黄色の2種類があります。
スナックパイン(ボゴール)の種や皮の特徴は?
スナックパイン(ボゴール)の種や皮は薄く、独特の甘味と手軽な食べ方から、人気が高まっています。ただし、皮に透明感が出てきたら熟しすぎているため、透明感が出る前に食べましょう。
スナックパイン(ボゴール)の芯や果肉の特徴は?食べられる?
スナックパイン(ボゴール)の果肉は、一般的なパイナップルよりも空隙が大きいため、よりジューシーで柔らかい食感を楽しめます。また、芯も柔らかいので、手軽にまるごと食べることができます。
スナックパイン(ボゴール)の成分や栄養素の特徴
スナックパイン(ボゴール)の主要な栄養素と、100gあたりの栄養価は以下のとおりです。
栄養素
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100gあたりの含有量
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エネルギー
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50 kcal
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タンパク質
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0.5 g
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脂質
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0.2 g
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炭水化物
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13 g
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食物繊維
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1.4 g
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ビタミンC
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24 mg
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ビタミンB1
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0.05 mg
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ビタミンB2
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0.03 mg
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ビタミンB6
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0.11 mg
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ビタミンE
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0.1 mg
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ナイアシン
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0.5 mg
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カリウム
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200 mg
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マグネシウム
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20 mg
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カルシウム
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13 mg
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リン
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10 mg
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以上のように、スナックパイン(ボゴール)には多くのビタミン、食物繊維などが含まれています。また、パイナップルに含まれる酵素の一種であるブロメラインは、消化を助けたり、炎症を抑える作用があるとされています。ただし、ブロメラインは加熱や保存に弱いので、生のパイナップルを食べることが最も効果的です。
スナックパイン(ボゴール)の産地や生産量の特徴
スナックパイン(ボゴール)は、西表島のほか、石垣島や沖縄本島などで栽培されており作付面積は約128ヘクタールあります。しかし、国内で流通しているパイナップルの90%以上が輸入物なので、国産のパイナップルは希少です。
スナックパイン(ボゴール)の見分け方や他品種との違い
スナックパイン(ボゴール)と一般的なパイナップルとの違いは以下のとおりです。
特徴
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スナックパイン(ボゴール)
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一般的なパイナップル
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形状
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円筒形〜球形
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大きくて細長い
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色
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緑から黄色
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緑から黄色
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香り
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甘みの強い香り
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強い酸味の香り
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味
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酸味が少なく食べやすい
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酸味が強く果汁が少ない
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価格
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小ぶりのものは安価、大ぶりのものは高価
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比較的安価
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スナックパイン(ボゴール)のサイズは手のひらほどが主流で、その重量は約700gですが、一方で大きく育つと900gほどにもなります。価格は、500円前後から始まり、高品質なものだと1000円から1500円程度の価格帯が一般的です。
美味しいスナックパイン(ボゴール)の選び方
美味しいスナックパイン(ボゴール)の選び方は、以下の3つのポイントに注目して選びましょう。
- 葉が枯れていないもの。
- 下ぶくれで重量感のあるもの。
- 甘い香りが漂うもの。
スナックパイン(ボゴール)の切り方
スナックパイン(ボゴール)の切り方を紹介します。
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スナックパイン(ボゴール)の下部をカットします。
- 一節づつ手でちぎり、お皿に盛って食べましょう。※葉にトゲがあるので注意してください。
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スナックパイン(ボゴール)は芯まで食べれます。カットして召し上がってください。
また、パイナップル全般は、冷やすことでより一層おいしく食べれます。
スナックパイン(ボゴール)のおすすめの食べ方
スナックパイン(ボゴール)のおすすめの食べ方を3つ紹介します。
- スナックパインポークソテー
切り落としたスナックパイン(ボゴール)を1cm角程度に切り、バターをしいたフライパンで豚ロースと一緒に中火で焼きます。とっても甘くて、豚肉との相性が抜群です。
- パインとレモンのビネガーウォーター
スナックパイン(ボゴール)と国産レモン、ミントを漬け込んだパインデトックスウォーターです。爽やかであっさりとしたドリンクが簡単にできあがります。
- セミドライ パイナップル
ちぎったスナックパイン(ボゴール)を広げて3〜5日ほど天日干しすることで、簡単にセミドライパインが食べられます。
スナックパイン(ボゴール)の保存方法や食べ頃は?
- しっかりと水で洗い、汚れを取ります。
- 水分を拭き取ります。
- 手でちぎり、ジップロックなどの袋に入れて冷蔵保存します。
- 食べきれない場合は、一つずつラップをして冷凍保存しましょう。
スナックパイン(ボゴール)は、ちぎって冷蔵庫や冷凍庫で保存することがおすすめです。パイナップルは、切り口が空気に触れるとすぐに酸化してしまうので、ラップに包み保存してください。食べ頃は、皮に透明感が出てくる前に食べましょう。甘い香りが漂い、果皮を軽くつまんで柔らかく感じたら熟しているサインです。
スナックパイン(ボゴール)の賞味期限は?どのくらい日持ちする?
スナックパイン(ボゴール)は、収穫後すぐに食べ頃となるため届いたら早めに食べてください。
葉っぱ側を下にして冷蔵庫に保管すれば1週間程度日持ちします。
スナックパイン(ボゴール)の特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人
スナックパイン(ボゴール)の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 果肉がとても柔らかい。
- 手で簡単にちぎって食べることができる。
- 小ぶりで甘い。
スナックパイン(ボゴール)をおすすめできる人は、以下のとおりです。
- 友達や家族とスナック感覚でワイワイ食べたい人
- パイナップルをアレンジ料理に使いたい人
- 豊富な栄養を摂りたい人
スナックパイン(ボゴール)は、果肉や芯が柔らかく甘くてジューシーで、たくさんのアレンジ料理にも使えるため沖縄で人気のパイナップルです。また、パイナップルは栄養価が高いため美容や健康にも効果的です。高い糖度とほんのりした酸味が特徴的なますみ農園のスナックパイン(ボゴール)を、ぜひ味わってみてくださいね。