コレクション: さんさりんご(福島)の旬の時期は?糖度や品種の特徴と食べ方も紹介
程よい酸味でさっぱりとした味わいが特徴のさんさりんごは絵本に出てくるような鮮やかな赤色に色づく果皮が特徴の品種です。今回はさんさりんごの旬な時期や糖度、品種の特徴について紹介します。さんさりんごを美味しく食べるための方法もまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
さんさりんご(福島)の旬な時期はいつ?食べ頃は?
8月 |
9月 |
10月 |
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さんさりんご |
さんさりんご |
さんさりんごの収穫時期は9月上旬から9月下旬あたりになります。りんごの中では、早い時期から収穫ができる品種で、早生種に分類されます。
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トドクヨでは、程よい酸味でさっぱりとした味わいのさんさがおすすめです!
早生種ならではの歯ごたえのある果肉とジューシーな果肉を堪能してください。
さんさりんごとは?品種の特徴・歴史や由来も紹介
さんさりんご(福島)の特徴 |
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読み方 |
さんさ |
時期 |
9月上旬〜9月下旬 |
糖度 |
13度前後 |
色の特徴 |
鮮やかな赤色 |
食感・硬さ |
やや硬め |
1玉あたりの重さ |
250g前後 |
1kgあたりの玉数 |
3〜4玉 |
品種の掛け合わせ |
ガラ×あかね |
主な産地 |
岩手県 |
さんさりんごは、1969年にニュージーランド国立科学産業研究所でガラにあかねの花粉を交配したのが始まりです。その後、交配によって得られた種子をニュージーランドからもらい、日本で育成したことによりさんさりんごが誕生しました。1988年3月に品種登録が行われています。さんさという名前は東北五大祭りの一つである「盛岡さんさ踊り」が由来となっています。
さんさりんご(福島)は甘い?糖度や味の特徴
さんさりんご(福島)の味のイメージ |
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甘味 |
★★★ |
酸味 |
★★★★ |
食感 |
★★★★ |
果汁 |
★★★★★ |
香り |
★★★ |
さんさりんごは糖度13度前後と十分な甘味がありますが、酸味もあるためさっぱりとした味わいになっています。食感はシャキシャキとしており、硬めの果肉が好きな人におすすめです。果汁が多く、ジューシーなのもさんさりんごの魅力と言えます。
さんさりんご(福島)の見分け方は?大きさや種の特徴
さんさりんごの見分け方は、鮮やかに染まる赤色の果皮と円錐形をした見た目です。大きさは250g前後とやや小ぶりですが、食べ切るのにちょうど良いサイズといえます。果肉は白く、密度も濃いです。
さんさりんご(福島)の選び方のコツ
さんさりんごの選び方のコツは以下のとおりです。
- 軸がしっかりしているもの
- 重みがあるもの
- お尻の部分が黄色くなっているもの
- 全体の着色が良いもの
- 軸が干からびていないもの
軸がしっかりしているもの
りんごの上部には軸がついています。その軸が太くてしっかりしているものを選ぶようにしましょう。軸は果実に水分や栄養素を運ぶ役割をしています。軸のしっかりとしたりんごを選ぶことによって、水分や栄養素をたっぷり蓄えた美味しいものに巡り合えるのです。
重みがあるもの
りんごを選ぶときには、同じような大きさであっても重みがあるものを選ぶと良いです。さんさりんごは果汁の多い品種ですので、重みのあるものを選ぶことによって水分がたっぷりと含まれたジューシーなものと巡り合うことができます。
お尻の部分が黄色くなっているもの
さんさりんごは、ひっくり返したときにお尻の部分が黄色やオレンジ色になっているものが熟しているものと判断します。緑色や黄緑色のものは未熟な可能性があるので、追熟を行ってから食べるのがおすすめです。
全体の着色が良いもの
全体の着色が良いものは、満遍なく太陽の光を浴びているりんごなので、甘くなる傾向にあります。果皮が赤くなるりんごの場合には色ムラがなるべくないりんごを選ぶのがおすすめです。
軸が干からびていないもの
りんごの軸は、時間が経つにつれて水分が失われていくため干からびます。収穫してから時間が経っているものは、果実自体の鮮度も落ちてしまいますし、ジューシーさがなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
さんさりんご(福島)の切り方や美味しい食べ方は?
さんさりんごの切り方や美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。
- そのまま食べる
- ジュースにするとさわやかな味わい
さんさりんごは、歯ごたえのある食感とジューシーな果肉、そして酸味が程よく効いたさっぱりした味わいのため、そのまま食べるのがおすすめです。りんごをそのまま食べるときにはなるべく皮ごと食べるようにしましょう。皮や皮付近の果肉には栄養素がたくさん含まれています。
さんさりんごはジュースにしても美味しいです。甘すぎず、爽やかな味わいに仕上がるため、朝食などと一緒に飲んでみるのも良いです。
さんさりんご(福島)の食べ頃や追熟の目安は?
さんさりんごの食べ頃や追熟の目安は以下のとおりです。
- お尻の部分の色が黄色になったら食べ頃
- 追熟はエチレンを活用する
さんさりんごの食べ頃は、りんごをひっくり返してお尻の部分が黄色や赤色に近くなってきた頃です。緑色のものは未熟ですので、熟すまで追熟を行うと良いでしょう。
また、りんごは熟すと油上がりといって果皮にワックス成分を分泌しますが、さんさりんごはワックス成分の分泌量が少ない品種ですので、お尻の色で判断するのがおすすめです。
追熟はりんご自身が発するエチレンを活用して行います。りんごをポリ袋などに入れ、口を閉めた状態で野菜室などで保存しましょう。
りんごから出たエチレンは、甘味を強くしたり、果肉を柔らかくする働きがあるため、ポリ袋に入れて保存することで追熟を行うことができます。
さんさりんご(福島)の保存方法は?
さんさりんごの保存方法の手順を紹介します。りんごの保存方法では、いくつかポイントがありますので参考にしてみてください。
- りんごにキッチンペーパーや新聞紙を巻く
- ポリ袋に入れる
- 野菜室で保存する
さんさりんごを保存するときには、キッチンペーパーや新聞紙を巻いてポリ袋に入れましょう。キッチンペーパーや新聞紙は急な温度変化を緩和してくれる役割があります。
また、ポリ袋の口は必ず閉めるようにしてください。りんごから出るエチレンは他の食品にも影響し、早く傷んでしまう可能性があります。さんさりんごはエチレンの放出量が少ない品種と言われていますが、ポリ袋の口を閉めておくことによってりんごの水分が失われてしまうのを防ぐこともできますので、冷蔵庫で保管する際にはしっかりと閉めておきましょう。
変色を防ぐ方法
りんごは切ってから時間が経つと茶色く変色してしまうことがあります。これを褐変(かっぺん)と言います。褐変はりんごに含まれているポリフェノールが空気に触れて酸化することによって引き起こされます。
褐変を防ぐ方法はいくつかあります。
- 食塩水に浸す
- 砂糖水に浸す
- ハチミツを溶かした水に浸す
- レモンを絞る
- 炭酸水に浸す
食塩水に浸す方法は、ボウルに1つまみくらいの食塩を溶かして2〜3分浸しておくだけで褐変を防ぐことができます。
食塩水に浸す方法では、りんごがしょっぱくなってしまって困るというひとは砂糖水に浸す方法もあります。2カップの水に大さじ2杯ほどの砂糖を溶かして15分程度浸しておきましょう。
ハチミツの場合には、1カップの水に大さじ2杯程度溶かす必要がありますが、浸す時間は1分程度でも構いません。
水に調味料を溶かすのが面倒という人は、レモンをりんごに絞る方法でも褐変を防ぐことができます。かけすぎると酸っぱくなってしまうので注意が必要です。
褐変を防ぎたいけど、りんごの味が変わってしまうのは嫌だなという人は炭酸水に浸すのがおすすめです。5分ほど浸すことで褐変を防ぐことができますので、ぜひ試してみてください。
さんさりんご(福島)の日持ちの目安は?
さんさりんごの日持ちの目安は保存する環境によって異なります。
- 常温保存:2週間程度
- 冷蔵保存:1〜2ヶ月前後
- 冷凍保存:1ヶ月
さんさりんごは常温で2週間前後日持ちしますが、旬の時期である9月はまだまだ暑い日が多いので注意が必要です。りんごは暑さに弱いため、常温保存する場合には日光が当たらず、風通しの良い涼しいところで保存するようにしてください。暑さが心配な場合には、野菜室で保存するのがおすすめです。
さんさりんご(福島)の成分・栄養素
さんさりんごにはたくさんの栄養素が詰まっています。さんさりんごの成分・栄養素は以下のとおりです。
皮付きのりんご100gに含まれる成分 |
|
エネルギー |
56kcal |
たんぱく質 |
0.2g |
脂質 |
0.3g |
炭水化物 |
16.2g |
灰分 |
0.2g |
カリウム |
120mg |
カルシウム |
4mg |
マグネシウム |
5mg |
リン |
12mg |
βカロテン |
27μg |
ビタミンC |
6mg |
食物繊維 |
1.9g(水溶性0.5g、不溶性1.4g) |
このほかにも、ペクチンやポリフェノールといった栄養素も含まれています。
さんさりんご(福島)の効果・効能について
さんさりんごにはたくさんの栄養素が含まれていることがわかりました。ここでは、それぞれの栄養素がどのような効果・効能を示すのか紹介します。
血圧の上昇を抑える
りんごに含まれるカリウムやペクチンは血圧の上昇を抑える効果があります。血圧を上げる塩分はナトリウムという成分からできています。カリウムやペクチンはナトリウムを体の外に排出する働きがあるため、血圧の上昇を抑えます。
胃や腸の調子を整える
りんごに含まれる食物繊維は胃や腸の調子を整える効果もあります。胃酸の量を調節することによって、胃痛や消化不良を予防します。また、善玉菌を増やす働きによって整腸作用を期待できるため、便秘がちな女性などには積極的に食べてほしい果物です。さらに、りんごはすりおろすことで赤ちゃんなどでも食べることができるため、赤ちゃんのお腹の調子が良くないときなどにもおすすめです。
貧血を予防する
りんごは貧血を予防する効果もあります。りんごに含まれるビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きがあります。また、胃の調子を整えることによって鉄分を吸収しやすくしてくれます。そのほかにも、りんごに含まれるリンゴ酸なども貧血予防に効果的な栄養素です。
動脈硬化予防や血糖値の上昇を抑える
りんごに含まれる食物繊維は動脈硬化の予防や血糖値の上昇を抑える働きがあります。食物繊維は血液中にコレステロールが入るのを防いでくれます。コレステロールの高い食品を食べるときには、りんごも一緒に食べるのがおすすめです。
アレルギー症状の抑制
りんごにはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を抑制する効果があります。また、そのほかにも動脈硬化の抑制や虫歯の予防、美白効果なども発揮してくれます。ポリフェノールはりんごの皮や皮に近い部分に多く含まれていますので、剥かずに食べると良いでしょう。
さんさりんご(福島)の産地や生産量は?
さんさりんごは青森県や岩手県、北海道、福島県などで栽培されている品種です。2017年のデータでは栽培面積が106.7haとなっており、品種別のランキングで23位でした。収穫時期が短いため、生産量も少なく傾向にあります。
さんさりんご(福島)の値段・価格相場
さんさりんごは、産地直送の通販で5kg3000円前後とお手頃な価格で購入することができます。スーパーではほとんど見かけることがなく、店頭に並んだとしても収穫時期が限られているため短い期間のみになります。