コレクション: 高砂(たかさご)の特徴は?旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介

高砂(たかさご)の旬な時期はいつ?食べ頃は?


5月上旬

5月中旬

5月下旬

高砂

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高砂は、佐藤錦よりも1〜2週間早く、5月中に旬を迎える早生種です。

果皮には黄色い部分が多く、酸味はやや強めであっさりとした味わいがあります。

また、高砂は果肉が厚くみずみずしくジューシーなためとても食べやすい品種です。


高砂(たかさご)の品種の特徴は?歴史や由来も紹介

高砂の特徴

読み方

たかさご

品種名

高砂

糖度

15度程度

時期

5月中旬

1粒あたりの重さ

5g程度

1kgあたりの玉数

品種の掛け合わせ

主な産地

山形県・福島県

高砂は、北海道開拓使により1872年に導入された品種で、アメリカ名では「ロックポート・ビガロー」と呼ばれています。

この高砂は、アメリカのオハイオ州で生まれた「イエロースパニッシュ」というさくらんぼをもとに作られました。

日本には同じ年の1872年に導入され、山形では「11号」、福島では「伊達錦」、北海道では「8号」と呼ばれていましたが、1911年に正式に高砂という名前に統一されました。

高砂は、後に香夏錦の親となり、今では日本で栽培される主要な品種の一つです。




高砂(たかさご)は甘い?糖度や味の特徴

 

高砂の味のイメージ

甘味★3

酸味★2

果汁★4

香り★3

高砂の糖度は13〜15度程度で、酸味がやや強いため甘味の強いさくらんぼが好みの人には、やや味が薄いと感じるかもしれません。

全体的にはややあっさりとした印象がありますが、甘味と酸味のバランスは取れています。

高砂(たかさご)の見分け方は?大きさや種の特徴

高砂の果肉は黄白色で柔らかく、果形は短心臓形です。果重は、5〜6gで大粒にはなりませんが、それに比べると種が大きいのが特徴です。

高砂(たかさご)の選び方のコツ 

おいしいさくらんぼの選び方として、以下の3つのポイントに注目しましょう。

  1. 鮮やかな黄色地と赤地のグラデーションで、ハリと艶があるものを選ぶ。
  2. 軸は太く、鮮やかな緑色のものを選ぶ。
  3. 粒が大きくて傷がないものを選ぶ。

高砂は全体的に黄色地が多いですが、なるべく紅色に着色しているものを選びましょう。

高砂(たかさご)の切り方

さくらんぼの切り方は、以下の3つの手順で行いましょう。


  1. ナイフを実の中心部分に刺し、1周回して切り込みを作ります。
  2. 切り込みを中心にして回しながら、実と種を分けます。
  3. ナイフの根元で種を取り出します。




高砂(たかさご)のおすすめの食べ方

高砂はやや酸味が強いため、お菓子に使ったりジャムなどに加工したりするのがおいしい食べ方です。ただし、酸味が好きな人はそのまま食べるのがおすすめですよ。


  • さくらんぼのシャーベット

【材料】:さくらんぼ、砂糖、レモン汁、水


  1. すべての材料をボウルに入れ、600Wのレンジで1分30秒加熱します。
  2. 加熱したものをジップロックに移し、冷凍庫で十分に凍らせたら取り出し手でほぐします。
  3. 最後にグラスに盛り付けたらできあがり。

さくらんぼシャーベットの爽やかな味わいをお楽しみください。


  • さくらんぼのシロップ漬け

【材料】:さくらんぼ、砂糖、レモン汁、水


  1. さくらんぼを塩水で消毒したら、サッと水洗いします。
  2. 鍋に水と砂糖を入れ煮詰めシロップを作ります。
  3. 粗熱が取れたらレモン汁を加え、瓶にさくらんぼとシロップを流し込み冷蔵庫で保存します。

1年ほど日持ちするのでさくらんぼの消費に困った際には、ぜひ試してみてください。


  • さくらんぼの甘酒ケーキ

【材料】:冷凍さくらんぼ、甘酒、オートミール、アーモンドパウダー、豆乳、レモン汁、メープルシロップ、ベーキングパウダー


  1. オーブンを170℃に予熱し、お好みの型にベーキングペーパーを敷いておきます。
  2. ボウルにオートミール、アーモンドパウダー、ベーキングパウダーを入れ、軽く混ぜたら、残りの材料も加えて混ぜ合わせます。
  3. 型に流し込み、冷凍しておいたさくらんぼをのせます。
  4. オーブンに入れて約30分焼いたら、型ごと冷まして完成です。


高砂(たかさご)の食べ頃や追熟の目安は?

高砂は、旬が明確で、特に5月の中旬においしい時期を迎えます。

さくらんぼは、収穫した時点ですぐに食べることができるため、追熟が必要ありません。


また、さくらんぼは他の果物に比べてデリケートで劣化が進みやすいため、食べ頃はその日に限られます。

高砂(たかさご)の保存方法は?

さくらんぼの保存方法については、以下のポイントに注意しましょう。


常温保存のポイント

さくらんぼを常温で保存する場合は、ペーパーや新聞紙で包み、約2〜3日間保存することができます。

冷蔵保存のポイント

さくらんぼを冷蔵庫で保存する場合、ペーパーや新聞紙で包んで容器に入れ、野菜室に入れます。

ただし、長時間冷やしすぎると果肉が硬くなるため、湿度や温度の高い野菜室で保存しましょう。保存期間は約2〜3日です。

冷凍保存のポイント

さくらんぼを冷凍保存する場合、洗って水分を拭き取り袋に入れて保存します。

保存期間は約1か月、解凍する際は常温で3分ほど置いてから召し上がってください。

完全に解凍すると食感が悪くなるため注意が必要です。


さくらんぼは繊細な果物なので、適切な方法で保存しましょう。

高砂(たかさご)の賞味期限の目安は? 

さくらんぼの賞味期限は、常温や冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月が目安とされています。


しかし、傷んでしまうと味や香りが損なわれてしまうため、長期保存は基本的にできません。


さくらんぼは温度変化に敏感なため、常温で購入した場合は冷暗所に保管し、冷えた状態で購入した場合は冷蔵庫の野菜室に入れましょう。温度変化を避けることで、新鮮なさくらんぼを楽しめます。



高砂(たかさご)の成分・栄養素


栄養素

100gあたりの含有量

エネルギー

64kcal

たんぱく質

1.0g

脂質

0.2 g

炭水化物

15.2g

食物繊維

1.2 g

ビタミンC

10mg

カリウム

210 mg

カルシウム

13 mg

0.3 mg

マグネシウム

6mg

葉酸

0.038mg

パントテン酸

0.24mg

灰分

0.5g

αカロテン

0.013mg

鉄分

0.3mg

さくらんぼは、果物のなかでもっとも鉄分が多く含まれており、カロテンもりんごや桃に比べて4〜5倍の含有量があります。

また、さくらんぼにはビタミンCやポリフェノールも豊富に含まれています。


高砂(たかさご)の効果・効能について

さくらんぼに多く含まれている鉄分は、脳機能の改善や貧血の予防効果があるとされています。

また、カロテンは視力の維持や肌の健康、抗酸化作用により老化や生活習慣病の予防、免疫力の向上にも役立つとされています。


高砂(たかさご)の産地や生産量は?

福島県は全国的に果物の産地として有名であり、特に福島市や県北地域では四季折々の果物が栽培されています。

しかし、高砂の作付面積のトップは山梨県であり、約137ヘクタールにも及ぶ広大な面積を誇っています。

それに比べると、福島県の作付面積は約4ヘクタールとなっていますが、トドクヨで取り扱っている高砂は高品質であり、甘味や酸味などのバランスがとれた果物を多く販売しています。


高砂(たかさご)の値段・価格相場


品種

グラム数

価格

高砂

1パック(280g)

3,200円

2パック(560g)

5,400円

4パック(1120g)

9,700円


さくらんぼが高価なのは、作業が細かく、人手に頼らざるを得ない点が大きな理由です。

剪定から荷づくり、発送まで、他の果物にはない人間にしかできない作業が数多く必要で、出荷までにかかる手間が多く、それなりの苦労が必要となります。

全国のスーパーで販売されるさくらんぼの平均価格は1kgあたり約3,180円です。

2021年6月には最高値の4,255円となり、2017年7月には最安値の2,297円となりました。


高砂(たかさご)の特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人

高砂の特徴をまとめると以下のとおりです。


  • 果皮は黄色と赤のグラデーション。 
  • 果肉は黄白色で柔らかい。 
  • 糖度と酸味のバランスがよくあっさりとした味わい。


高砂をおすすめできる人は、以下のとおりです。


  • 爽やかでジューシーなさくらんぼが好きな人
  • ジャムなどの加工品に使いたい人
  • 健康的な生活をおくりたい人


高砂は、5月中旬から6月中旬頃までが旬のさくらんぼです。

味はあっさりとしていて、とても食べやすいのが特徴で、やや酸味があるためジャムなどに加工して食べると、おいしく食べることができます。

しかし、トドクヨで販売している高砂は糖度がしっかりとあるため、そのままでも十分おいしく召し上がることができますよ。