コレクション: 大将錦(福島県)の特徴は?旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介

大将錦(福島)の旬な時期はいつ?食べ頃は?


7月上旬

7月中旬

7月下旬

大将錦

福島県で収穫される大将錦は、さくらんぼの収穫シーズンの終盤にあたり、「さくらんぼの王様」とも称されます。

大将錦は晩生種で、収穫時期は7月上旬から遅く、さくらんぼシーズンの後半に出回ります。食べ頃は7月上旬から中旬にかけてです。



大将錦(福島)の品種の特徴は?歴史や由来も紹介

大将錦(福島)の特徴

読み方

たいしょうにしき

品種名

大将錦

糖度

20度以上

時期

7月上旬

1玉あたりの重さ

10g程度

1kgあたりの玉数

品種の掛け合わせ

主な産地

福島県


大将錦は、偶然生じた実から育成され、1990年に品種登録されました。

発見された場所は山形県上山市の加藤勇氏の農園です。

このさくらんぼは、果肉がパリッとしていて約10gと他の品種よりも大きめで、佐藤錦よりも生育期間が10日も長いという特徴があります。また、美しい赤色の果皮を持ち、果汁が豊富で糖度が20度以上と高く、酸味はやや弱いです。















大将錦(福島)は甘い?糖度や味の特徴

 

大将錦(福島)の味のイメージ

甘味★5

酸味★2

果汁★4

香り★4

大将錦の最大の特徴は、果実のうるみや色ムラが少ないことです。

糖度は佐藤錦と同等であり、酸味と甘味のバランスがよく、濃厚で食味がよいため人気の高い品種ですよ。

大将錦(福島)の見分け方は?大きさや種の特徴

大将錦は大きくて肉厚な果実、豊富な果肉、そして控えめな酸味と強い甘みが人気で、一度でも食べるとその魅力に惹かれることでしょう。

さくらんぼの種は大きいため取り除いて食べてくださいね。


大将錦(福島)の選び方のコツ 

おいしい大将錦の選び方として、以下の3つのポイントに注目しましょう。

  1. 鮮やかな紅色でツヤがある果皮のものを選ぶ。
  2. 表面が白っぽく黄色みが残っていないものを選ぶ。
  3. 緑色で太い軸のものを選ぶ。

収穫前の大将錦は白っぽく黄色地になっているため、熟したものとの区別がつきやすい品種です。選ぶ際には、濃い紅色になったものにしましょう。

大将錦(福島)の切り方

さくらんぼの切り方は、以下の3つの手順で行いましょう。

  1. さくらんぼの茎を手で取り除く。
  2. 包丁を使いグルっと一周回し半分にカットする。
  3. 包丁の底で種を取り除く。

また、さくらんぼの種はストローを使って取り除くこともできます。

ストローの先端を斜めにカットし、さくらんぼの底に押し込むだけで簡単に種を取り除くことができます。ぜひ一度試してみてください。


大将錦(福島)おすすめの食べ方

糖度の高い大将錦はそのまま味わうのが一番ですが、シャーベットやデザート、サラダなどに使ってもおいしくいただけます。

  • さくらんぼのジャム

【材料】:さくらんぼ、砂糖、レモン汁、カルピス(原液)、水、ミント


  1. さくらんぼと砂糖、レモン汁を混ぜ合わせたものを耐熱容器に入れ、500Wのレンジで2分加熱します。
  2. そこに、水とカルピスを入れて冷凍庫で1日冷やしましょう。
  3. さくらんぼを潰さないように器に盛り付けたら完成です。

カルピスとの相性が良く爽やかな味わいを楽しめる、簡単なシャーベットです。食べる直前にミントを添えることで美しい赤と緑の色合いが生まれ、さらに清涼感もアップします。


  • さくらんぼのミルクプリン

【材料】:さくらんぼ、ゼラチン、牛乳


  1. ゼラチンをお湯で溶かします。
  2. 牛乳に溶かしたゼラチンを入れ混ぜます。
  3. さくらんぼをフォークで潰し2に入れ冷蔵庫で冷やします。
  4. 食べる直前にさくらんぼを飾って完成です。

ほんのりピンクのミルクプリンに、飾ったさくらんぼが見た目もおしゃれにしてくれます。



  • さくらんぼのサラダ


【材料】:さくらんぼ、アーモンド、レタス、フェタチーズ


  1. さくらんぼとレタスをきれいに洗い、お皿に盛り付けます。
  2. アーモンド、フェタチーズを一緒に盛り付けて、オリーブオイルとバルサミコ酢を使ったドレッシングをかけます。

いつもとは違う、おしゃれなさくらんぼのサラダを作ってみてくださいね。


大将錦(福島)の食べ頃や追熟の目安は?

さくらんぼは収穫した時点で食べ頃であり、追熟することはありません。

収穫後は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べることが推奨されます。

冷やし過ぎると味が落ちるため、食べる直前に冷水にさっと通すとおいしくいただけます。

また、大将錦は果皮が薄く傷つきやすいので、洗いすぎには注意が必要です。

大将錦(福島)の保存方法は?

さくらんぼの保存方法については、以下のポイントに注意しましょう。

常温保存のポイント

さくらんぼを常温で保存する場合は、新聞紙などで包んで風通しのよい場所に保管してください。

直射日光や高温多湿を避け、できるだけ早めに食べるようにしましょう。保存期間は環境によって異なりますが、通常は2〜3日が目安です。

冷蔵保存のポイント

さくらんぼを冷蔵庫で保存する場合は、新聞紙などで包んでから容器に入れて保存します。

ただし、長時間冷やしすぎると果肉が硬くなるため、湿度や温度の高い野菜室で保存することが望ましいですが、この方法でも、保存期間は一般的に約2〜3日が目安となります。

冷凍保存のポイント

さくらんぼを冷凍保存する場合は、洗って水分をしっかりふき取り、保存用の袋に入れます。保存期間は約1か月間で、解凍する際は常温で約3分程度置いてからお召し上がりください。

ただし、完全に解凍すると果肉が柔らかくなりすぎるため、半解凍の状態で食べることをおすすめします。


このように、それぞれポイントがありますが、さくらんぼは繊細な果物なので状況に応じて適切な方法で保存しましょう。

大将錦(福島)の賞味期限の目安は? 

さくらんぼの賞味期限は、常温と冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月が目安とされています。

傷んでしまうと味や香りが損なわれてしまうため長期保存は基本的にできません。

また、温度変化に敏感なため、常温で購入した場合は冷暗所、冷えた状態で購入した場合は冷蔵庫の野菜室に保管し、温度変化をできるだけ避けることが大切です。


大将錦(福島)の成分・栄養素


栄養素

100gあたりの含有量

エネルギー

64kcal

たんぱく質

1.0g

脂質

0.2 g

炭水化物

15.2g

食物繊維

1.2 g

ビタミンC

10mg

カリウム

210 mg

カルシウム

13 mg

0.3 mg

マグネシウム

6mg

葉酸

0.038mg

パントテン酸

0.24mg

灰分

0.5g

αカロテン

0.013mg

鉄分

0.3mg


さくらんぼは一年中食べられるわけではありませんが、そのおいしさだけでなく、健康にもよい栄養素が含まれているということで知られています。

さくらんぼには、リンやカリウム、鉄分、さらに糖質やビタミン類、葉酸、ミネラル成分などが含まれており、これらの栄養素にはそれぞれメリットがあります。

大将錦(福島)の効果・効能について

リンは骨や歯の形成に必要な成分であり、カリウムは血圧を調整するために必要な栄養素です。

糖質はエネルギー源として必要な栄養素であり、ビタミンCは免疫力を高めるために重要な役割を果たすようです。

また、葉酸は胎児の正常な発育にも関わっているため、妊娠中の女性には必要不可欠な栄養素だと言われています

大将錦(福島)の産地や生産量は?

大将錦の国内栽培面積は2019年時点で約17ヘクタールです。主な産地は山形県で最も多く、続いて北海道や山梨県です。

しかし、2023年現在では、福島県でもわずかに栽培が行われており、その糖度の高い魅力的な大将錦の栽培が人気となっています。


大将錦(福島)の値段・価格相場

トドクヨでは、福島県産さくらんぼの大将錦を販売しています。


品種

グラム数

価格

香夏錦(こうかにしき)

1パック(280g)

3,200円

2パック(560g)

5,400円

4パック(1120g)

9,700円


大将錦は、佐藤錦と同等の人気があり、大粒で甘みが強いため贈答用に購入されることが多い品種です。

さくらんぼが高価な理由は、気温や湿度に敏感で病害虫に弱いため、他の果物に比べて栽培に手間がかかるからです。

また、日本でしか栽培されていない大将錦は、農家の減少などの理由から収穫量が少ないため、需要と供給のバランスが保たれておらず値段が高騰しています。

大将錦(福島)の特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人

大将錦の特徴をまとめると以下のとおりです。

  • さくらんぼの王様。
  • 糖度は20度以上になることも。
  • 美しい紅色。

大将錦をおすすめできる人は、以下のとおりです。

  • 贈答用にさくらんぼを考えている人
  • プチッと弾ける食感を楽しみたい人
  • デザートやサラダに使いたい人

大将錦は、高い糖度と甘さと酸味のバランスが特徴的な食味のよいさくらんぼとして有名です。赤い果実はプリッとした食感があり、味わいは抜群です。

果実が大きくなるにつれて果肉が厚く、果汁も多くなります。そのジューシーな味わいから、さくらんぼの王様と呼ばれています。