コレクション: レイトマンゴーの旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介

最近サラダや調味料を付けて食べるマンゴーが流行っているのをご存知でしょうか?その1つがレイトマンゴーです。今回はレイトマンゴーの旬な時期や品種の特徴、そしてマンゴーとは思えない驚きの食べ方について紹介します。


レイトマンゴーの旬な時期はいつから?



3月


4月


5月


6月


上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

上旬

中旬

下旬

レイトマンゴー

レイトマンゴー


レイトマンゴーは3月から6月頃まで収穫ができる品種です。

タイ原産の品種でラッド種と呼ばれることもあります。タイでは一般家庭でも栽培されるくらいポピュラーな品種ですが、日本ではあまり見かけないマンゴーです。


レイトマンゴーの品種の特徴は?歴史や由来も紹介

レイトマンゴーの特徴

品種名

レイト種

糖度

20度前後

時期

3月〜6月

1玉あたりの重さ

300g前後

1kgあたりの玉数

3〜4玉程度

香り

弱い

品種の掛け合わせ

不明

主な産地

タイ


レイトマンゴーはレイト種と呼ばれる品種で緑色の果皮が特徴です。

日本へは早くから輸入許可が出ていたものの、日本でのマンゴーのイメージと言えば赤くて甘いものが主流でした。

レイトマンゴーは果物というよりは、サラダのようにして食べるのが一般的なマンゴーでしたので日本での普及が遅くなったと考えられています。

レイトマンゴーにはサイの角のような突起があります。タイ語でサイをレイトということからこの名前がついています。


レイトマンゴーの糖度や味の特徴は?

 

レイトマンゴーの味のイメージ

甘味

4

★★★★

香り

3

★★★

繊維

3

★★★

後味

1


レイトマンゴーは糖度20度前後で甘味が十分にある品種ですが、程よい酸味もあるためさっぱりと食べることができます。

また、完熟する前に野菜のように食べるのがタイでは一般的です。

繊維は多少含まれていますが、サクサクとした食感なので口の中に残ることなく食べることができます。


レイトマンゴーの見分け方は?大きさや形や色の特徴

レイトマンゴーの見分け方は果皮が緑色をしており、小さな突起があることです。

大きさはやや小ぶりで1玉300g前後ですが、種が小さいため可食部は十分にあります。

熟すと果皮の色は緑色から少し黄色を帯びてきます。


レイトマンゴーの選び方のコツ 

レイトマンゴーの選び方のコツとしては以下のような方法があります。


  • プルームのついているものを選ぶ
  • 果皮にハリや艶のあるものを選ぶ
  • 果皮にキズや黒い斑点がないものを選ぶ

レイトマンゴーを選ぶときには果皮に白い粉のようなプルームがついているものを選ぶようにしましょう。

プルームはマンゴーを病気から守ってくれる役割を果たしています。

このプルームがついているものは新鮮なマンゴーの証になりますので確認するようにしてみてください。

マンゴーは収穫してから時間が経つと果皮にシワが寄ったり、ハリがなくなることがあります。

このようなマンゴーは熟し過ぎている可能性があります。

レイトマンゴーはもともと完熟する前に食べる品種ですので、熟し過ぎているものはおすすめできません。

また、果皮にキズや黒い斑点がたくさんあるものは避けるようにするのがおすすめです。

果皮にできたキズから果肉が傷んだり、腐ってしまうことがあります。黒い斑点も少量であれば問題ありませんが、たくさんあるものは傷んでいる可能性があるので注意しましょう。


レイトマンゴーの切り方や美味しい食べ方は?

レイトマンゴーの切り方は種を避けて三等分した後に種が入っていない部分をサイの目に切って食べることもできますが、サクサクとした食感を楽しむためには先に皮を全て剥いてしまうと良いです。

その後、食べやすい大きさにカットして食べます。


次にレイトマンゴーの美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。


  • 冷蔵庫で2〜3時間冷やして食べる
  • 調味料と一緒に食べる

レイトマンゴーは十分な甘味があるため、食べる前に冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やすとより美味しく食べることができます。

また、サラダのように食べることのできるレイトマンゴーはチリソースや塩、砂糖などを付けて食べるのもおすすめです。


レイトマンゴーの食べ頃や追熟の目安は?


レイトマンゴーの食べ頃や追熟の目安は以下のポイントを参考にすると良いです。


  • 完熟する前に食べる
  • 甘くして食べたい場合には少し黄色くなってきたら食べる
  • 追熟は常温で直射日光を避けて行う

レイトマンゴーは完熟する前に食べるのが美味しさを存分に楽しむ方法です。

そのため、果皮が緑色で硬そうだなと感じるくらいで食べても問題ありません。

レイトマンゴーを甘くして食べたい場合には、果皮が少し黄色くなってきたら食べるようにしましょう。

追熟は常温で行いますが、レイトマンゴーは緑色の状態で食べることのできるマンゴーですので、購入したらなるべく早めに食べるのがおすすめです。また、追熟を行うときには直射日光には当てないようにしてください。


レイトマンゴーの保存方法は?

レイトマンゴーはどのような温度で保存するかによって保存方法が異なってきます。保存方法のポイントは以下の通りです。


  • 常温保存で追熟を行う
  • 冷蔵保存する場合は乾燥に注意する
  • 長期保存は冷凍庫で行う
  • 解凍は冷蔵庫でゆっくりと行う

常温保存のポイント

常温保存は追熟のために行います。

レイトマンゴーは果皮の色の変化があまりない品種なので、気付かないうちに追熟の行い過ぎになっている可能性もあります。

追熟の行い過ぎは果肉が腐ってしまう原因にもなりますので熟し具合をよく観察しておきましょう。


冷凍保存のポイント

冷凍保存は長期保存したい場合に行います。丸ごと冷凍保存するのではなく、下処理をしてからラップなどをかけて保存しましょう。

解凍するときには冷蔵庫でゆっくりと解凍することによって汁が出てしまうのを防ぐことができます。


冷蔵保存のポイント

冷蔵保存する場合には乾燥に十分気をつける必要があります。

キッチンペーパーや新聞紙などを濡らしてマンゴーに巻いてから袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

下処理をして冷蔵保存する場合にはラップなどをしてなるべく早く食べ切るようにしましょう。


レイトマンゴーの賞味期限の目安は? 

レイトマンゴーの賞味期限の目安は以下の通りです。


  • 常温で3〜4日以内
  • 冷蔵なら5日以内、下処理した場合は1〜2日以内
  • 冷凍すれば1ヶ月程度

レイトマンゴーは購入してから常温なら3〜4日以内、冷蔵なら5日以内には食べるようにしましょう。

冷蔵保存の期間が長くなると果皮が黒ずんでしまったり、甘味が落ちてしまう原因になります。

下処理をして冷蔵した場合には1〜2日以内には食べるようにします。

下処理をすると切り口が空気に触れやすくなります。空気に触れている部分から傷んでしまうので賞味期限が短くなります。

なるべく空気に触れさせないためにもラップをかけるなどの対策を行って冷蔵保存するのがおすすめです。

冷凍した場合には1ヶ月程度は美味しく食べることができます。食べきれない場合には下処理をして冷凍保存するのがおすすめです。


レイトマンゴーの成分・栄養素

レイトマンゴーの主な成分と栄養素は以下のようになっています。


栄養素

100gあたりの含有量

エネルギー

64kcal

水分

82g

たんぱく質

0.6g

脂質

0.1g

繊維

1.3g

カルシウム

15mg

リン

12mg

0.2mg

ナトリウム

1mg

カリウム

170mg

ビタミンE

1.8g

βカロテン

610μg

ビタミンB1

0.04mg

ビタミンB2

0.06mg

ビタミンB3

0.7mg

ビタミンC

20mg


レイトマンゴーに含まれる成分や栄養素としてはビタミンB群、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどです。

熟す前にはビタミンCが多く含まれ、熟すにつれてβカロテンが増えていくという特徴があります。


レイトマンゴーの効果・効能について

レイトマンゴーにはたくさんの栄養素が含まれています。

それぞれの栄養素がどのような効果・効能を発揮してくれるのか紹介します。

βカロテン

βカロテンには体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。肌を若く保ったり、ハリや艶を維持してくれます。

カリウム

カリウムにはむくみを取ったり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。むくみやすい女性にとってはありがたい成分です。

ビタミンC

ビタミンCはシミなどの原因であるメラニン色素ができるのを防いで肌の健康を維持してくれると言われています。

ビタミンE

ビタミンEは細胞の酸化を防いだり、赤血球が壊れてしまうのを防ぐ効果があります。これらの効果によって体内の老化が進むのを抑えてくれます。いつまでも若々しくいたい人にとっては注目すべき栄養素です。

ビタミンB1

ビタミンB1は糖分からエネルギーを作り出す手助けをしたり、皮膚などの健康を維持してくれる栄養素です。

脳は糖分のエネルギーを多く使用している器官なので、正常に働くためにはビタミンB1が欠かせません。

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質などからエネルギーを作り出す手助けをしたり、肌や爪などの健康を維持してくれる栄養素です。

また、成長にも欠かせない栄養素ですのでお子さんなどにも積極的に取り入れてほしい栄養素と言えます。

ビタミンB3

ビタミンB3は別名ナイアシンと呼ばれる栄養素です。

アルコールの分解などを助けるため、二日酔い予防になります。その他にも循環器や消化器などの働きを助ける役割があると言われています。

普段からよくお酒を飲む人は摂取したい栄養素ですね。


レイトマンゴーの産地や生産量は?

レイトマンゴーはタイでは家庭でも栽培されているほど生産量の多いポピュラーな品種です。

日本では近年、レイトマンゴーと食べ方の似ている青パパイヤなどが流行ったこともあり、レイトマンゴーの輸入も徐々に増えてくる可能性があります。


レイトマンゴーの値段・価格相場


レイトマンゴーはスーパーなどでたまに見かけることがあるかもしれません。

1玉400円前後で購入することができます。

見かけた際には、野菜のような新食感のマンゴーをぜひ一度楽しんでみてください。