コレクション: ナポレオン(福島県)の特徴は?旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介
ナポレオン(福島)の旬な時期はいつ?食べ頃は?
7月上旬 |
7月中旬 |
7月下旬 |
|
ナポレオン |
◎ |
× |
× |
ナポレオンの旬は6月下旬から7月の上旬となり、福島県では7月の上旬がもっともピークとなります。旬のナポレオンは、甘くて酸味もありジューシーな味が特徴です。
ナポレオン(福島)の品種の特徴は?歴史や由来も紹介
ナポレオン(福島)の特徴 |
|
---|---|
読み方 |
なぽれおん |
品種名 |
ナポレオン |
糖度 |
13〜15度程度 |
時期 |
7月上旬 |
1玉あたりの重さ |
6〜7g程度 |
1kgあたりの玉数 |
− |
品種の掛け合わせ |
− |
主な産地 |
福島県 |
明治時代にアメリカから入ってきたさくらんぼの品種には、ナポレオンや黄玉、高砂など他にも数種類ありましたが、日本の気候に合うと考えられた品種だけが栽培されました。
当時は外国語の名前がなじみにくかったため、農家の人が番号をつけて呼ぶようになり、その名残から今でも黄玉を8号、ナポレオンを10号などと呼んでいます。
また、さくらんぼの品種である佐藤錦の受粉にはナポレオンがもっとも相性が良く、かつては加工用に広く利用されていました。しかし、佐藤錦が主流になってからは需要が減少したという背景があります。現在、ナポレオンの需要を再び高め、人気を回復するためにおいしい加工品の開発が進められています。
ナポレオン(福島)は甘い?糖度や味の特徴
ナポレオン(福島)の味のイメージ |
甘味★3 |
酸味★2 |
果汁★3 |
香り★3 |
さくらんぼの平均糖度が16度〜18度とされているのに対し、ナポレオンという品種は15度程度とやや糖度が低めですが、丁寧に栽培されたものは甘くほどよい酸味があります。
また、ナポレオンの特徴として果汁が多いことがあげられます。
ナポレオン(福島)の見分け方は?大きさや種の特徴
ナポレオンの果実は、縦長の短心臓形(ハート)です。
さくらんぼの品種である「小夏」と同等の大きさで、重量は6〜7gです。
小ぶりで食べやすい品種であることがわかります。
ナポレオン(福島)の選び方のコツ
おいしいさくらんぼの選び方として、以下の3つのポイントに注目しましょう。
- 艶やかな赤色で張りがあるものを選ぶ。
- 軸は太く鮮やかな緑色のものを選ぶ。
- 粒が大きくて傷がないものを選ぶ。
収穫前のナポレオンは黄色地に薄っすら赤色がかっていますが、熟すと全体が濃い赤色に変わります。
ナポレオン(福島)の切り方
さくらんぼの切り方は、以下の3つの手順で行いましょう。
- 実の中心にナイフを刺して1周回します。
- 切り込みを中心にしてさくらんぼを回します。
- 指でつまむかナイフの根元で種を取り除きます。
ナポレオン(福島)おすすめの食べ方
ナポレオンはそのままでも十分おいしいですが、缶詰用として広く普及している品種であるためジャムの作り方を紹介します。
- さくらんぼジャム
【材料】:さくらんぼ、砂糖
- さくらんぼをきれいに洗います。
- 鍋にさくらんぼと水、砂糖を入れ煮詰めてアクを取ります。
- 好みの濃度になったら瓶や袋に移し替え、冷蔵庫で冷まします。
甘いさくらんぼのジャムは、ヨーグルトやパンなどにぴったり。
保存期間は6か月ほどになるため、一度にたっぷり調理しても良さそうです。
- さくらんぼのミルクプリン
【材料】:さくらんぼ、ゼラチン、牛乳
- ゼラチンをお湯で溶かします。
- 牛乳に溶かしたゼラチンを入れ混ぜます。
- さくらんぼをフォークで潰し2に入れ冷蔵庫で冷やします。
- 食べる直前にさくらんぼを飾って完成です。
ほんのりピンクのミルクプリンに、飾ったさくらんぼが見た目もおしゃれにしてくれます。
- ナポレオンミルフィーユ
【材料】:さくらんぼ、牛乳、砂糖、小麦粉、卵黄、ホイップクリーム、冷凍パイシート
- さくらんぼを洗い、半分にカットして種を取り除きます。
- 牛乳、砂糖、小麦粉、卵黄を混ぜ合わせ、弱火にかけてとろりとしてきたら裏ごしします。
- 冷めたらホイップクリームと混ぜ合わせます。※さっくりと混ぜてください。
- 冷凍パイシートを200度で10分焼きます。茶色に焼き目が付けばOK。
- 型にパイシート、さくらんぼ、カスタードクリームを交互に敷き詰めていきます。
- 冷蔵庫で十分冷やしたら完成です。
ナポレオンで作ったミルフィーユパイは、甘くて見た目もかわいい一品です。
ナポレオン(福島)の食べ頃や追熟の目安は?
さくらんぼは収穫した時点ですでに食べ頃になっているため、追熟は必要ありません。そのため、旬の時期がはっきりと決まっており、ナポレオンは7月上旬がもっともおいしいとされています。
ナポレオン(福島)の保存方法は?
さくらんぼの保存方法については、以下のポイントに注意しましょう。
常温保存のポイント
さくらんぼを常温で保存する場合は、新聞紙やペーパーで包み、約2〜3日間保存することができます。
冷蔵保存のポイント
さくらんぼを冷蔵庫で保存する場合、新聞紙やペーパーで包んで容器に入れ、野菜室に入れます。
ただし、長時間冷やしすぎると果肉が硬くなるため、湿度や温度の高い野菜室で保存しましょう。保存期間は約2〜3日です。
冷凍保存のポイント
さくらんぼを冷凍保存する場合、洗って水分を拭き取り袋に入れて保存します。
保存期間は約1か月、解凍する際は常温で3分ほど置いてから召し上がってください。
完全に解凍すると食感が悪くなるため注意が必要です。
さくらんぼは繊細な果物なので、適切な方法で保存しましょう。
ナポレオン(福島)の賞味期限の目安は?
さくらんぼの賞味期限は、常温、冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月が目安とされています。傷んでしまうと味や香りが損なわれてしまうため長期保存は基本的にできません。
また、温度変化に敏感なため、常温で購入した場合は冷暗所、冷えた状態で購入した場合は冷蔵庫の野菜室に保管し、温度変化をできるだけ避けることが大切です。
ナポレオン(福島)の成分・栄養素
栄養素 |
100gあたりの含有量 |
エネルギー |
64kcal |
たんぱく質 |
1.0g |
脂質 |
0.2 g |
炭水化物 |
15.2g |
食物繊維 |
1.2 g |
ビタミンC |
10mg |
カリウム |
210 mg |
カルシウム |
13 mg |
鉄 |
0.3 mg |
マグネシウム |
6mg |
葉酸 |
0.038mg |
パントテン酸 |
0.24mg |
灰分 |
0.5g |
αカロテン |
0.013mg |
鉄分 |
0.3mg |
さくらんぼには、ブドウ糖、カリウム、鉄などのミネラルが含まれ、また、カロテンやビタミン類も含まれています。さくらんぼの酸味は、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸などの有機酸が主に含まれており栄養成分としても重要です。
ナポレオン(福島)の効果・効能について
ビタミンCは免疫力を向上させ、カロテンは体内でビタミンAに変換され視力低下を予防する効果があるようです。また、カリウムは血圧を下げ、鉄は貧血の予防に効果があるとされているため、健康に気を遣う人は毎日でも食べたい果物ですよ。
ナポレオン(福島)の産地や生産量は?
福島県は、四季折々の果物が栽培される果物の産地として全国的に知られています。農林水産省のデータによるとナポレオンの収穫量は、平成25年度で2.9トンで全国7位でした。
ナポレオン(福島)の値段・価格相場
トドクヨでは、福島県産さくらんぼのナポレオンを販売しています。
品種 |
グラム数 |
価格 |
ナポレオン |
1パック(280g) |
3,200円 |
2パック(560g) |
5,400円 |
|
4パック(1120g) |
9,700円 |
さくらんぼが高価な理由は、栽培において人にしかできない細かな作業が圧倒的に多いためです。1月から始まる剪定作業、3月には芽欠き作業、5月には摘果作業、そして6月には葉摘み作業が必要となります。
また、収穫後の荷づくりや発送に至るまでの作業も、他の果物には見られないほど人の手による作業が必要です。
スーパーで見かけるものは一粒あたり30円程度ですが、青果店やお取り寄せ品となると一粒300円以上になることもよくあります。
ナポレオン(福島)の特徴まとめ!おすすめできる人はこんな人
ナポレオンの特徴をまとめると以下のとおりです。
- 光沢のある赤色の果皮色
- アメリカから入ってきた品種
- さくらんぼのなかで一番酸味がある
ナポレオンをおすすめできる人は、以下のとおりです。
- 甘酸っぱいさくらんぼを味わいたい人
- 美容や健康に気を遣いたい人
- さくらんぼのジャムを作りたい人
福島県で育てられているナポレオンは、甘酸っぱくてジューシーなさくらんぼです。
品種の中でももっとも酸味が強いため、酸味が好きな人にはぴったりですよ。
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