コレクション: 金煌(キンコウ)マンゴーの旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介
日本でマンゴーの生産量が最も多い沖縄県でもなかなか出回らないキンコウマンゴーはマンゴープリンのようなとろける食感で人気の品種です。
今回はキンコウマンゴーの旬な時期や品種の特徴、美味しい食べ方などを紹介します。
金煌(キンコウマンゴー)の旬な時期はいつから?
8月 |
9月 |
10月 |
|||||||
上旬 |
中旬 |
下旬 |
上旬 |
中旬 |
下旬 |
上旬 |
中旬 |
下旬 |
|
キンコウマンゴー |
キンコウマンゴー |
キンコウマンゴーは8月下旬から9月上旬ごろまで収穫を行うことができる品種です。
収穫できる時期が短いことと、2年に1回しか果実をつけないことから流通量がかなり少ない品種になっています。
金煌(キンコウマンゴー)の品種の特徴は?歴史や由来も紹介
キンコウマンゴーの特徴 |
|
---|---|
品種名 |
金煌1号 |
糖度 |
16度〜20度 |
時期 |
8月下旬〜9上旬 |
1玉あたりの重さ |
1kg前後 |
1kgあたりの玉数 |
1〜2玉 |
香り |
熟すにつれ強くなる |
品種の掛け合わせ |
キーツ種とカイト種の掛け合わせ |
主な産地 |
台湾 |
キンコウマンゴーは金煌1号と呼ばれる台湾発祥の品種です。
十分な甘味でありながらさっぱりとした味わいが特徴で、食べ飽きないマンゴーとして人気です。
キンコウマンゴーは1970年代に黄金煌さんという人がキーツ種とカイト種を掛け合わせて作られたのが金煌1号の始まりです。
その後、1980年代にキンコウマンゴーは世の中へと普及していきました。
金煌(キンコウマンゴー)の糖度や味の特徴は?
キンコウマンゴーの味のイメージ |
||
甘味 |
4 |
★★★★ |
香り |
3 |
★★★ |
繊維 |
1 |
★ |
後味 |
2 |
★★ |
キンコウマンゴーは糖度が16度〜20度と高いにもかかわらず、爽やかな酸味がありくどくない後味です。
香りは熟すにつれて甘い香りが強くなってきます。
繊維が少なくマンゴープリンを食べているような口当たりであることが特徴です。また、種の周りでもほとんど繊維を感じないと言われています。
金煌(キンコウマンゴー)の見分け方は?大きさや形や色の特徴
キンコウマンゴーの見分け方は大きいものだと2kg近くになる大きさと長細い形状、そして緑色の見た目です。
キンコウマンゴーは熟す前は緑色をしており、完熟するにつれて果皮が黄色く変化していく品種です。
果肉もアップルマンゴーなどに比べると色が薄いのが特徴です。
金煌(キンコウマンゴー)の選び方のコツ
キンコウマンゴーの選び方のコツとしては以下のような方法があります。
- プルームのついているものを選ぶ
- ふっくらとしていてハリのあるものを選ぶ
- 果皮にキズや黒い斑点がないものを選ぶ
キンコウマンゴーの選び方のコツは果皮に付いている白い粉であるプルームがあるかどうかです。
新鮮なキンコウマンゴーにはプルームがたくさん付いており、熟すにつれてプルームが消えていきます。
また、ふっくらとしていてハリのあるキンコウマンゴーを選びましょう。このようなマンゴーは果肉がしっかりと詰まっており、美味しく食べることができます。
果皮にキズや黒い斑点がないものを選ぶのも重要です。少量の黒い斑点であれば問題ありませんが、たくさん黒い斑点がある場合には果肉も傷んでいる可能性があるので注意が必要です。
金煌(キンコウマンゴー)の切り方や美味しい食べ方は?
キンコウマンゴーの切り方は種を避けて三等分した後に種が入っていない2つはサイの目切りにする方法で美味しく食べることができます。
また、キンコウマンゴーはサイズが大きいのでうまくサイの目切りにできそうにないという人は、先に皮をりんごのように剥いてから三等分にして食べやすい大きさにカットするのもおすすめの方法です。
種の周りも繊維が少ないため、削ぎ切りなどで食べることができます。
次にキンコウマンゴーの美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。
- 冷蔵庫で2〜3時間冷やして食べる
- プリンのようにスプーンですくって食べる
キンコウマンゴーは食べる前に冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やすとより美味しく食べることができます。
また、天然のマンゴープリンと言われるくらい滑らかな食感なのでプリンのようにスプーンですくって食べるのもおすすめです。
キンコウマンゴーの食べ頃や追熟の目安は?
キンコウマンゴーの食べ頃や追熟の目安は以下のポイントを参考にすると良いです。
- 果皮に艶が出てしっとりする
- 甘い香りに変化する
- プルームが消える
- 果皮が緑色から黄色に変化する
- 追熟は常温で10日前後
キンコウマンゴーは熟してくると果皮に艶が出てきて、しっとりとした感じになります。これは熟すことによって果皮に蜜が分泌されるためです。
また、蜜が分泌されることによってプルームも消えます。
果皮の色は熟してくると緑色から黄色に変化します。これに伴って香りも青臭い香りから甘い香りに変化します。
キンコウマンゴーは追熟することで美味しく食べられる品種ですので、収穫から10日前後は常温で追熟するようにします。
金煌(キンコウマンゴー)の保存方法は?
キンコウマンゴーはどのような温度で保存するかによって保存方法が異なってきます。保存方法のポイントは以下の通りです。
- 常温保存で追熟を行い過ぎない
- 冷蔵保存する場合は乾燥に注意する
- 長期保存は冷凍庫で行う
- 解凍は冷蔵庫でゆっくりと行う
常温保存のポイント
常温保存は追熟のために行います。
完熟する前に収穫を行うため追熟が非常に重要なキンコウマンゴーですが、追熟の行いすぎには気をつける必要があります。
こまめにマンゴーの状態を確認してください。
冷凍保存のポイント
冷凍保存は長期保存したい場合に行います。丸ごと冷凍保存するのではなく、下処理をしてからラップなどをかけて保存しましょう。
解凍するときには冷蔵庫でゆっくりと解凍することによって汁が出てしまうのを防ぐことができます。
冷蔵保存のポイント
冷蔵保存する場合には乾燥に十分気をつける必要があります。
キッチンペーパーや新聞紙などを濡らしてマンゴーに巻いてから袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
下処理をして冷蔵保存する場合にはラップなどをしてなるべく早く食べ切るようにしましょう。
金煌(キンコウマンゴー)の賞味期限の目安は?
キンコウマンゴーの賞味期限の目安は以下の通りです。
- 完熟してから常温で3〜4日以内
- 冷蔵なら5日以内、下処理した場合は1〜2日以内
- 冷凍すれば1ヶ月程度
キンコウマンゴーは完熟してから常温なら3〜4日以内、冷蔵なら5日以内には食べるようにしましょう。
冷蔵保存の期間が長くなると果皮が黒ずんでしまったり、甘味が落ちてしまう原因になります。
下処理をして冷蔵した場合には1〜2日以内には食べるようにします。
下処理をすると切り口が空気に触れやすくなります。空気に触れている部分から傷んでしまうので賞味期限が短くなります。
なるべく空気に触れさせないためにもラップをかけるなどの対策を行って冷蔵保存するのがおすすめです。
冷凍した場合には1ヶ月程度は美味しく食べることができます。食べきれない場合には下処理をして冷凍保存するのがおすすめです。
金煌(キンコウマンゴー)の成分・栄養素
キンコウマンゴーの主な成分と栄養素は以下のようになっています。
栄養素 |
100gあたりの含有量 |
エネルギー |
64kcal |
水分 |
82g |
たんぱく質 |
0.6g |
脂質 |
0.1g |
繊維 |
1.3g |
カルシウム |
15mg |
リン |
12mg |
鉄 |
0.2mg |
ナトリウム |
1mg |
カリウム |
170mg |
ビタミンE |
1.8g |
βカロテン |
610μg |
ビタミンB1 |
0.04mg |
ビタミンB2 |
0.06mg |
ビタミンB3 |
0.7mg |
ビタミンC |
20mg |
キンコウマンゴーに含まれる成分や栄養素としてはビタミンB群、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどです。
熟す前にはビタミンCが多く含まれ、熟すにつれてβカロテンが増えていくという特徴があります。
金煌(キンコウマンゴー)の効果・効能について
キンコウマンゴーにはたくさんの栄養素が含まれています。
それぞれの栄養素がどのような効果・効能を発揮してくれるのか紹介します。
βカロテン
βカロテンには体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。肌を若く保ったり、ハリや艶を維持してくれます。
カリウム
カリウムにはむくみを取ったり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。むくみやすい女性にとってはありがたい成分です。
ビタミンC
ビタミンCはシミなどの原因であるメラニン色素ができるのを防いで肌の健康を維持してくれると言われています。
ビタミンE
ビタミンEは細胞の酸化を防いだり、赤血球が壊れてしまうのを防ぐ効果があります。これらの効果によって体内の老化が進むのを抑えてくれます。いつまでも若々しくいたい人にとっては注目すべき栄養素です。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖分からエネルギーを作り出す手助けをしたり、皮膚などの健康を維持してくれる栄養素です。
脳は糖分のエネルギーを多く使用している器官なので、正常に働くためにはビタミンB1が欠かせません。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質などからエネルギーを作り出す手助けをしたり、肌や爪などの健康を維持してくれる栄養素です。
また、成長にも欠かせない栄養素ですのでお子さんなどにも積極的に取り入れてほしい栄養素と言えます。
ビタミンB3
ビタミンB3は別名ナイアシンと呼ばれる栄養素です。
アルコールの分解などを助けるため、二日酔い予防になります。その他にも循環器や消化器などの働きを助ける役割があると言われています。
普段からよくお酒を飲む人は摂取したい栄養素ですね。
金煌(キンコウマンゴー)の産地や生産量は?
キンコウマンゴーは国内だと主に沖縄県で栽培されている品種です。しかし、沖縄県でもマンゴーの生産量のおよそ1%にも満たないと言われています。
理由としては2年に1回しか果実を付けないため、農家にとっては毎年果実を付けてくれる品種を栽培した方が良いからです。
金煌(キンコウマンゴー)の値段・価格相場
キンコウマンゴーは1kgあたり5000円前後で購入することができます。
非常に大きなサイズの品種ですので1kgで1玉のみの場合もありますが、その分種が薄く果肉がしっかりとあるため1玉でも食べ応えは十分にあります。
-
売り切れ
西表島のキンコウマンゴー
通常価格 ¥5,990から通常価格単価 / あたり¥11,000セール価格 ¥5,990から売り切れ