コレクション: 黒香マンゴーの旬の時期は?品種の特徴や食べ方も紹介
濃厚な甘味でありながらハーブのような爽やかな香りを持つ黒香マンゴーは、原産国である台湾でも高級品として扱われているマンゴーです。
今回は日本では滅多に味わうことのできない黒香マンゴーの旬な時期や品種の特徴、美味しい食べ方を紹介します。
黒香マンゴーの旬な時期はいつから?
6月 |
7月 |
8月 |
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上旬 |
中旬 |
下旬 |
上旬 |
中旬 |
下旬 |
上旬 |
中旬 |
下旬 |
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黒香マンゴー |
黒香マンゴー |
黒香マンゴーは6月中旬から7月下旬ごろまで収穫ができる品種です。
台湾原産のマンゴーで濃い緑色の果皮と他のマンゴーでは感じることのできない香りが特徴です。
台湾でも高級品として扱われており、日本では市場に出回ることは滅多にありません。
黒香マンゴーの品種の特徴は?歴史や由来も紹介
黒香マンゴーの特徴 |
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---|---|
品種名 |
黒香 |
糖度 |
15度前後 |
時期 |
6月中旬〜7月下旬 |
1玉あたりの重さ |
400g~500g |
1kgあたりの玉数 |
2~3玉程度 |
香り |
強い |
品種の掛け合わせ |
Aroemanis種の改良品種 |
主な産地 |
台湾 |
黒香マンゴーは1916年にインドから台湾へ持ち込まれたAroemanis種というマンゴーの改良品種と言われています。
インドから持ち込まれた品種は台湾の環境に合わず、なかなか普及していかなかったため改良が行われました。
その後、黒香マンゴーは台湾の台南縣官田郷と南化郷という地域で盛んに栽培が行われています。
中国料理に使われる龍眼という果物に味が似ていることから龍眼マンゴーと呼ばれることもあります。
黒香マンゴーの糖度や味の特徴は?
黒香マンゴーの味のイメージ |
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甘味 |
4 |
★★★★ |
香り |
4 |
★★★★ |
繊維 |
3 |
★★★ |
後味 |
3 |
★★★ |
黒香マンゴーは糖度15度前後で濃厚な甘味が特徴です。
また、ハーブのように爽やかな香りがすることで有名な品種でもあります。そのため、後味もすっきりとしていて食べやすいです。
果肉には多少の繊維が含まれていますが、繊維自体が柔らかいため口の中に残る感じは少ないと言えます。
黒香マンゴーの見分け方は?大きさや形や色の特徴
黒香マンゴーの見分け方は果皮が濃い緑色で長卵形をしていることです。
大きさはやや小ぶりで1玉400g〜500g前後ですが、種が小さいため可食部は十分にあります。
果肉はオレンジ色で果汁が多くジューシーな品種であることも人気の理由となっています。
黒香マンゴーの選び方のコツ
黒香マンゴーの選び方のコツとしては以下のような方法があります。
- ふっくらとしているものを選ぶ
- 果皮にキズや黒い斑点がないものを選ぶ
黒香マンゴーを選ぶときにはふっくらとしているものを選ぶようにしましょう。
マンゴーは収穫してから時間が経つと果皮にシワが寄ったり、ハリがなくなることがあります。
このようなマンゴーは熟し過ぎている可能性があります。
また、果皮にキズや黒い斑点がたくさんあるものは避けるようにするのがおすすめです。
果皮にできたキズから果肉が傷んだり、腐ってしまうことがあります。黒い斑点も少量であれば問題ありませんが、たくさんあるものは傷んでいる可能性があるので注意しましょう。
黒香マンゴーの切り方や美味しい食べ方は?
黒香マンゴーの切り方は種を避けて三等分した後に種が入っていない部分をサイの目に切って食べるのがおすすめです。
種の周りも削ぎ切りで果肉を取ったり、スプーンですくって食べることができます。
次に黒香マンゴーの美味しい食べ方のポイントをまとめてみました。
- 冷蔵庫で2〜3時間冷やして食べる
- 香りを楽しみたい場合には常温で食べる
黒香マンゴーは十分な甘味があるため、食べる前に冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やすとより美味しく食べることができます。
また、黒香マンゴー独特の香りを楽しみたい場合には常温で食べるのがおすすめです。
黒香マンゴーの食べ頃や追熟の目安は?
黒香マンゴーの食べ頃や追熟の目安は以下のポイントを参考にすると良いです。
- 触って柔らかくなってきたら食べ頃
- 包丁がスッと入る
- 甘い香りがしてきたら食べ頃
- 追熟は常温で直射日光を避けて行う
黒香マンゴーは追熟が必要な品種ですが、果皮の色が変化することはありません。
触ってみて柔らかくなってきたら熟していると判断するのが良いです。
また、食べ頃の黒香マンゴーは切ったときに包丁がスッと入ります。
香りは熟す前には青っぽい香りがしますが、食べ頃になるとマンゴーのトロピカルな香りがするようになります。
追熟は常温で行い、1週間程度が目安になります。直射日光には当てないようにしてください。
また、マンゴーの状態によって追熟の日数は変化しますのでこまめに確認するようにしてください。
黒香マンゴーの保存方法は?
黒香マンゴーはどのような温度で保存するかによって保存方法が異なってきます。保存方法のポイントは以下の通りです。
- 常温保存で追熟を行う
- 冷蔵保存する場合は乾燥に注意する
- 長期保存は冷凍庫で行う
- 解凍は冷蔵庫でゆっくりと行う
常温保存のポイント
常温保存は追熟のために行います。
黒香マンゴーは追熟が必要な品種ですので、購入してから数日間は直射日光を避けて常温保存してください。
黒香マンゴーは果皮の色の変化がないので、気付かないうちに追熟の行い過ぎになっている可能性もあります。
追熟の行い過ぎは果肉が腐ってしまう原因にもなりますので熟し具合をよく観察しておきましょう。
冷凍保存のポイント
冷凍保存は長期保存したい場合に行います。丸ごと冷凍保存するのではなく、下処理をしてからラップなどをかけて保存しましょう。
解凍するときには冷蔵庫でゆっくりと解凍することによって汁が出てしまうのを防ぐことができます。
冷蔵保存のポイント
冷蔵保存する場合には乾燥に十分気をつける必要があります。
キッチンペーパーや新聞紙などを濡らしてマンゴーに巻いてから袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
下処理をして冷蔵保存する場合にはラップなどをしてなるべく早く食べ切るようにしましょう。
黒香マンゴーの賞味期限の目安は?
黒香マンゴーの賞味期限の目安は以下の通りです。
- 完熟してから常温で3〜4日以内
- 冷蔵なら5日以内、下処理した場合は1〜2日以内
- 冷凍すれば1ヶ月程度
黒香マンゴーは完熟してから常温なら3〜4日以内、冷蔵なら5日以内には食べるようにしましょう。
冷蔵保存の期間が長くなると果皮が黒ずんでしまったり、甘味が落ちてしまう原因になります。
下処理をして冷蔵した場合には1〜2日以内には食べるようにします。
下処理をすると切り口が空気に触れやすくなります。空気に触れている部分から傷んでしまうので賞味期限が短くなります。
なるべく空気に触れさせないためにもラップをかけるなどの対策を行って冷蔵保存するのがおすすめです。
冷凍した場合には1ヶ月程度は美味しく食べることができます。食べきれない場合には下処理をして冷凍保存するのがおすすめです。
黒香マンゴーの成分・栄養素
黒香マンゴーの主な成分と栄養素は以下のようになっています。
栄養素 |
100gあたりの含有量 |
エネルギー |
64kcal |
水分 |
82g |
たんぱく質 |
0.6g |
脂質 |
0.1g |
繊維 |
1.3g |
カルシウム |
15mg |
リン |
12mg |
鉄 |
0.2mg |
ナトリウム |
1mg |
カリウム |
170mg |
ビタミンE |
1.8g |
βカロテン |
610μg |
ビタミンB1 |
0.04mg |
ビタミンB2 |
0.06mg |
ビタミンB3 |
0.7mg |
ビタミンC |
20mg |
黒香マンゴーに含まれる成分や栄養素としてはビタミンB群、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどです。
熟す前にはビタミンCが多く含まれ、熟すにつれてβカロテンが増えていくという特徴があります。
黒香マンゴーの効果・効能について
黒香マンゴーにはたくさんの栄養素が含まれています。
それぞれの栄養素がどのような効果・効能を発揮してくれるのか紹介します。
βカロテン
βカロテンには体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。肌を若く保ったり、ハリや艶を維持してくれます。
カリウム
カリウムにはむくみを取ったり、体内の老廃物を排出する効果が期待できます。むくみやすい女性にとってはありがたい成分です。
ビタミンC
ビタミンCはシミなどの原因であるメラニン色素ができるのを防いで肌の健康を維持してくれると言われています。
ビタミンE
ビタミンEは細胞の酸化を防いだり、赤血球が壊れてしまうのを防ぐ効果があります。これらの効果によって体内の老化が進むのを抑えてくれます。いつまでも若々しくいたい人にとっては注目すべき栄養素です。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖分からエネルギーを作り出す手助けをしたり、皮膚などの健康を維持してくれる栄養素です。
脳は糖分のエネルギーを多く使用している器官なので、正常に働くためにはビタミンB1が欠かせません。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質などからエネルギーを作り出す手助けをしたり、肌や爪などの健康を維持してくれる栄養素です。
また、成長にも欠かせない栄養素ですのでお子さんなどにも積極的に取り入れてほしい栄養素と言えます。
ビタミンB3
ビタミンB3は別名ナイアシンと呼ばれる栄養素です。
アルコールの分解などを助けるため、二日酔い予防になります。その他にも循環器や消化器などの働きを助ける役割があると言われています。
普段からよくお酒を飲む人は摂取したい栄養素ですね。
黒香マンゴーの産地や生産量は?
黒香マンゴーは国内では栽培している農家はほとんどない品種です。沖縄県などでは苗木が販売されていることがありますが、果実が市場に並ぶことは滅多にありません。
また、原産地である台湾でも幻のマンゴーと呼ばれることがあるくらい希少な品種と言えます。
黒香マンゴーの値段・価格相場
黒香マンゴーは国内ではほとんど販売されていませんが、台湾だと160ドル〜200ドル(約700円〜870円)で販売されていることが多いです。
台湾では500円程度でマンゴー3個購入できることもあるので、黒香マンゴーはかなり高級な品種であることがわかります。
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売り切れ
西表島の黒香(へいしゃん)マンゴー
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