コレクション: 青島みかんの通販・お取り寄せ・産地直送

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青島みかんとは?

品種名 青島温州(あおしま文旦)
分類 普通温州(晩生温州)
発見年 昭和15年(1940年)頃
発見場所 静岡県静岡市(旧安倍郡福田村)
発見者 青島平十氏
主な特徴 大玉で平べったい、貯蔵性が高い、味が濃厚

青島みかん(あおしまみかん)は、日本の温州みかんを代表する品種の一つであり、特に「普通温州」と呼ばれる晩生(おくて)品種の中で最も有名かつ生産量が多い品種です。静岡県静岡市の青島平十氏の果樹園において、尾張温州の枝変わりとして発見されました。

一般的な早生みかんと比較して果実が一回り大きく、扁平な形をしているのが最大の特徴です。収穫直後は酸味が強いため、すぐには出荷されず、一定期間貯蔵して酸を抜く「予措(よそ)」という工程を経てから市場に出回ります。

この貯蔵期間によって甘みが増し、独特のコクと濃厚な風味が生まれます。静岡県を主産地とし、正月用のみかんとして古くから親しまれている、冬の風物詩とも言える柑橘です。

青島みかんの味の特徴

青島みかんの味の最大の特徴は、その圧倒的な「コク」と「濃厚さ」にあります。早生みかんのようなさっぱりとした爽やかな甘さとは一線を画し、口に入れた瞬間に広がる甘みには深みがあり、しっかりとした酸味がそれを支えています。

この酸味は決して嫌な酸っぱさではなく、糖度の高さとバランスを取ることで、みかん本来の濃い味わいを引き立てる重要な役割を果たしています。収穫してから貯蔵熟成させることで、クエン酸が徐々に分解されて減少し、相対的に糖度が際立ってきます。

熟成が進んだ青島みかんは、まろやかな舌触りとともに、果汁が濃縮されたようなジューシーさを感じさせ、一度食べると他のみかんが水っぽく感じられるほど印象的な味わいを持っています。

青島みかんの参考糖度

区分 参考糖度(Brix) 酸度(目安)
一般的な青島みかん 11度 〜 12度 1.0% 前後
高糖度系(厳選品) 13度 以上 0.9% 〜 1.0%
一般的な早生みかん(比較) 10度 〜 11度 0.8% 〜 0.9%

青島みかんは、温州みかんの中でも特に糖度が高い傾向にある品種です。一般的な温州みかんの平均糖度が10度から11度程度であるのに対し、青島みかんは平均して11度から13度、出来の良いものでは14度を超えることも珍しくありません。しかし、単に数字上の糖度が高いだけではなく、酸度も比較的高めに残るのが特徴です。糖度と酸度の比率である「糖酸比」が絶妙なバランスで保たれているため、食べた時に「味が濃い」と感じられます。収穫直後は酸度が1.5%近くある場合もありますが、貯蔵庫で湿度と温度を管理しながら熟成させることで、出荷時には人が最も美味しいと感じる糖酸バランス(糖度12度前後、酸度1.0%前後)に調整されます。この数値の高さが、青島みかんの濃厚な風味を客観的に裏付けています。

青島みかんの見た目の特徴

青島みかんの果実は、一般的な温州みかんと比べて一回り大きく、Lサイズから2Lサイズ(直径7〜8cm程度)が主流です。形状は顕著に扁平で、横から見ると平べったい形をしています。果皮はやや厚めで、表面には少し粗めの凸凹(油胞)が見られることが多く、野趣あふれる力強い外観を呈しています。

色は鮮やかな橙色から、熟成が進むにつれて濃い橙赤色へと変化します。また、「浮き皮」と呼ばれる、果皮と果肉の間に隙間ができる現象が起きにくいのも特徴の一つです。へたの部分は太くしっかりとしており、生命力の強さを感じさせます。

この大きくて平べったい独特のフォルムは、贈答用としても見栄えが良く、箱詰めされた際のボリューム感もたっぷりで、冬のギフトとして高い人気を誇る要因となっています。

青島みかんの果肉や食感の特徴

青島みかんの果肉は、一房一房が大きく、ぷりっとした弾力があります。内皮(じょうのう膜)は早生みかんに比べるとやや厚めですが、そのまま食べても口に残るほどではありません。むしろ、このしっかりとした内皮が、たっぷりの果汁と濃厚な果肉を包み込んでおり、噛んだ瞬間に果汁が溢れ出すような食感を生み出しています。

果肉の粒(砂じょう)も大きくしっかりとしており、シャキッとした歯ごたえを感じることができます。貯蔵性が高いため、時間が経っても果肉がパサパサになりにくく、瑞々しさを長く保つことができます。口の中で果肉がほどける感覚と、濃厚な果汁が広がる感覚が同時に楽しめるのが魅力で、一つ食べるだけでも十分な満足感を得られる、食べ応えのあるみかんです。

青島みかんの旬な時期

11月 12月 1月 2月 3月
工程 着色・成熟 収穫・予措 出荷・最盛期 出荷・完熟 出荷終了
流通量 極少 少(年末)

青島みかんの収穫自体は、12月の上旬から中旬にかけて行われます。しかし、収穫してすぐは酸味が強すぎるため、そのままでは出荷されません。農家の貯蔵庫で「予措(よそ)」と呼ばれる風通しの良い環境での乾燥工程を経て、さらに1ヶ月から2ヶ月ほど貯蔵熟成されます。

そのため、市場に本格的に出回るのは年が明けた1月から2月頃が旬のピークとなります。早いものでは12月の年末、お歳暮シーズンに合わせて出荷されるものもありますが、味が最も乗って美味しくなるのは、寒さが厳しくなる1月下旬から2月にかけてです。

この時期の青島みかんは酸が抜け、甘みが凝縮されており、まさに「こたつで食べるみかん」の代名詞的存在となります。3月頃まで出回ることもあり、長い期間楽しめるのも特徴です。

青島みかんの食べ方・剥き方

青島みかんは外皮がやや厚めですが、手で簡単に剥くことができます。むしろ皮がしっかりしている分、途中で千切れることなく綺麗に剥きやすいという利点があります。食べ方は、一般的な温州みかんと同様に、皮を剥いてそのまま房ごと食べるのが基本です。

へたのある方からではなく、お尻(果頂部)の凹んでいる部分に親指を入れて割るようにすると、スムーズに剥くことができます。内皮が少し厚めなので、気になる方は内皮を剥いて果肉だけを食べても良いですが、食物繊維や栄養素を考慮するとそのまま食べることを推奨します。

また、味が濃厚なので、果汁を絞ってジュースにしたり、ゼリーやケーキなどのデザートの材料として使用しても、風味が損なわれることなく美味しくいただけます。冷凍みかんにしても味が薄まりにくくおすすめです。

青島みかんの栄養素について

栄養素 主な働き 含有量(目安/100gあたり)
ビタミンC 抗酸化作用、免疫力向上、美肌効果 約30mg 〜 35mg
β-クリプトキサンチン 骨粗鬆症予防、生活習慣病予防 約1.8mg(温州みかん中トップクラス)
クエン酸 疲労回復、ミネラルの吸収促進 約1.0g
ヘスペリジン(ビタミンP) 毛細血管の強化、血流改善 適量(特に内皮や白い筋に多い)
カリウム 高血圧予防、むくみ解消 約150mg

青島みかんは栄養価が非常に高く、特に注目すべきは「β-クリプトキサンチン」の含有量です。温州みかん特有の成分であるこの色素は、体内でビタミンAに変換されるほか、強力な抗酸化作用を持ち、骨粗鬆症の予防や生活習慣病のリスク低減に効果があると疫学調査で示唆されています。

青島みかんは色が濃いため、この成分が豊富に含まれていると考えられます。また、風邪予防や美肌に欠かせないビタミンCも豊富で、大きめの青島みかんを2個食べれば、成人が1日に必要なビタミンCのほぼ半分を摂取できます。

さらに、疲労回復に効くクエン酸や、袋や白い筋に含まれるヘスペリジン(ビタミンP)も摂取できるため、冬場の健康管理に最適なフルーツと言えます。内皮ごと食べることでペクチン(食物繊維)も効率よく摂ることができます。

青島みかんを美味しく食べるための保存方法

青島みかんは元々貯蔵性が高い品種ですが、家庭での保存方法を誤ると、カビが生えたり味が落ちたりしてしまいます。最後まで美味しく食べるためのポイントを以下にまとめます。

  • 風通しを良くする
  • 乾燥を防ぐ
  • 圧力をかけない
  • 検品をこまめに行う

常温で保存する場合のポイント

冬場の暖房の効いていない、涼しくて風通しの良い場所(廊下や玄関など)が最適です。適温は5度から10度程度です。箱で購入した場合は、まず一度全てのみかんを取り出し、傷んでいるものやカビているものがないか確認します。

傷んだものが一つあると、周囲に一気に広がります。箱に戻す際は、底に新聞紙を敷き、みかんのへたを下にして並べます。へたを下にするのは、硬い部分で重みを支え、果肉への負担を減らすためです。一段並べたら新聞紙を敷き、その上にまた並べるというように、新聞紙で層を作ることで湿気を調整し、乾燥からも守ることができます。

直射日光や暖房の温風が当たる場所は厳禁です。こまめに様子を見て、柔らかくなっているものから先に食べるようにしましょう。

冷蔵で保存する場合のポイント

基本的には常温保存が望ましいですが、暖房が効いた暖かい室内しかない場合や、長期保存したい場合は冷蔵庫の野菜室を利用します。ただし、そのまま入れると乾燥して水分が抜け、皮がシワシワになったり味が落ちたりします。これを防ぐために、みかんを数個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包み、その上からビニール袋(ポリ袋)に入れて口を軽く縛って保存します。

袋に穴を開けて通気性を確保するのも良い方法です。冷蔵庫内は乾燥しやすいため、紙で包んで保湿することが重要です。また、冷えすぎると低温障害を起こして味が悪くなることがあるので、冷気の吹き出し口付近は避けてください。食べる際は、少し前に常温に戻しておくと、甘みを感じやすくなります。

保存期間の目安

保存方法 期間の目安 備考
常温保存 2週間 〜 3週間 冷暗所(5〜10℃)での保管推奨
冷蔵保存 3週間 〜 1ヶ月 野菜室で乾燥対策をした場合
冷凍保存 1ヶ月 〜 2ヶ月 皮を剥いてラップに包んで冷凍

青島みかんは皮が厚く丈夫なため、他の温州みかんに比べて日持ちが良いのが特徴ですが、上記の期間はあくまで目安です。購入した時点での鮮度や、保管環境の温度・湿度によって大きく異なります。特に、1月以降に出回る青島みかんは、すでに農家で長期間貯蔵された後のものであるため、家庭に届いてからは追熟の必要はなく、早めに食べるのが基本です。

常温保存でも条件が良ければ1ヶ月近く持つこともありますが、徐々に酸味が抜けすぎて味がぼやけたり、水分が飛んで「す上がり」という状態(果肉がパサパサになること)になったりするリスクが高まります。定期的に触って確認し、皮にハリがなくなってきたものは優先的に消費することをお勧めします。カビの発生には特に注意が必要です。

青島みかんの主な産地

都道府県 主な産地(市町村) 特徴
静岡県 静岡市、浜松市(三ヶ日)、藤枝市 発祥の地であり、圧倒的な生産量を誇る。
和歌山県 有田郡、日高郡 一部地域で栽培されているが、生産量は限定的。
長崎県 西海市、諫早市 晩生種として栽培されている。

青島みかんの産地といえば、圧倒的に「静岡県」です。全生産量の約60%以上を静岡県が占めており、まさに静岡を代表するブランドみかんです。特に有名なのが浜松市北区の「三ヶ日(みっかび)みかん」ブランドです。

三ヶ日みかんの主力品種はこの青島温州であり、関東地方を中心に出荷されています。また、発祥の地である静岡市でも盛んに栽培されており、「清水のみかん」としても知られています。静岡県は温暖な気候と水はけの良い傾斜地が多く、みかん栽培に適した環境が整っています。

他県でも栽培はされていますが、青島みかんに関しては静岡県のシェアが圧倒的であり、市場に出回る「青島みかん」のほとんどが静岡産と言っても過言ではありません。それぞれの産地で貯蔵技術が磨かれ、高品質なみかんが供給されています。

青島みかんがおすすめな人

青島みかんは、以下のような好みの人やシチュエーションに特におすすめです。

  • 昔ながらの「濃い」みかんの味が好きな人
  • 酸味と甘みのバランスが取れた、コクのある味を求めている人
  • お正月や冬の時期に、こたつでゆっくりみかんを楽しみたい人
  • 日持ちのするみかんを箱買いしてストックしたい人
  • 大玉で食べ応えのあるフルーツが好きな人
  • 手で剥いて手軽に食べられるビタミン補給源を探している人

最近のフルーツは糖度一辺倒になりがちですが、青島みかんは「酸味があるからこそ甘みが引き立つ」という柑橘本来の美味しさを再認識させてくれる品種です。そのため、ただ甘いだけのみかんでは物足りない、しっかりとした味の濃さを求める大人の方に特に支持されています。

また、皮が少し厚く貯蔵性が高いため、一度にたくさん購入しても慌てて食べる必要がなく、冬の常備フルーツとして非常に優秀です。お歳暮や新年の挨拶の品としても、その知名度と品質の高さから安心して贈ることができます。

家族みんなで囲むこたつの上に置くみかんとして、これ以上ふさわしい品種はありません。静岡の伝統が生んだ、冬の味覚の王様をぜひ味わってみてください。