コレクション: 甘平みかんの通販・お取り寄せ・産地直送

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甘平(かんぺい)とは?

甘平(かんぺい)は、柑橘王国である愛媛県が総力を挙げて開発した、比較的新しいオリジナルの晩柑(ばんかん)品種です。「甘い」に「平たい」と書いて「甘平」。

その名の通り、強烈な甘さと扁平な形状が最大の特徴であり、近年では高級柑橘としての地位を確立しています。

品種名 甘平(かんぺい)
品種登録年 2007年(平成19年)
交配親 西之香(にしのかおり) × ポンカン
主な生産地 愛媛県(県内限定栽培)
1玉の重さ 200g 〜 300g
形状 著しい扁平形
参考糖度 12度 〜 14度以上
旬の時期 1月下旬 〜 3月上旬

愛媛県立果樹試験場(現:愛媛県農林水産研究所果樹研究センター)において、「西之香(にしのかおり)」に「ポンカン」を交配して育成されました。2007年に品種登録されたばかりの品種ですが、その食味の良さから瞬く間に人気品種となりました。

しかし、栽培が非常に難しいことでも知られています。果皮が極めて薄いため、果肉の成長に皮の成長が追いつかず裂けてしまう「裂果」が起きやすく、夏場の徹底した水分管理など高度な技術が必要です。この希少性と品質の高さが、高級フルーツとして扱われる理由の一つとなっています。

甘平の味の特徴

甘平の最大の魅力は、その圧倒的な「甘さ」と「濃厚なコク」にあります。糖度は多くの個体で13度を超え、酸度(酸っぱさの指標)は1.1%程度と低く抑えられています。これにより、口に入れた瞬間に強烈な甘みがダイレクトに感じられます。

みかんのような爽やかな甘酸っぱさとは一線を画し、まるで高級な和菓子やスイーツのような、重厚感のある甘みが特徴です。

果汁の性質も独特で、滴るような水分たっぷりというよりは、旨味が凝縮されたゼリーのような感覚に近いと言えます。酸味が非常に少ないため、酸っぱい柑橘が苦手な方や小さなお子様でも美味しく召し上がれます。

単に甘いだけでなく、ポンカン譲りの芳醇な香りが鼻に抜け、食べた後の満足感が非常に高い品種です。

甘平の参考糖度

平均糖度 12度 〜 14度
最高糖度 15度以上(完熟時)
平均酸度 約 1.1%

一般的な温州みかんの糖度が10度から12度程度であるのに対し、甘平はそれを優に超える13度以上の糖度を誇ります。1月後半の収穫時期を迎える頃には、多くの果実で糖度13度を超え、中には15度近くに達するものも珍しくありません。

柑橘において糖度1度、2度の違いは非常に大きく、13度を超えると「はっきりと甘い」と感じるレベルになります。

また、味覚における甘さは「酸味」とのバランスで決まります。甘平はクエン酸含有量が約1.1%まで自然に下がるため、数値以上の甘さを舌で感じることができます。

ただ甘ったるいわけではなく、ポンカン由来の独特の風味が加わることで、深みのある甘さを実現しています。「愛媛Queenスプラッシュ」という最高級ブランド基準では、糖度13度以上が必須条件とされており、その甘さは保証されています。

甘平の見た目の特徴

「甘平」という名前が示す通り、その形状は上から押しつぶしたような見事な「扁平形」をしています。横から見ると平べったく、一目で他の柑橘と区別がつきます。

大きさは温州みかんより一回りから二回りほど大きく、伊予柑と同じくらいのサイズ感(200g〜300g)があり、手に持った時にずっしりとした重みを感じます。

果皮の色は非常に濃い橙色(赤橙色)をしており、熟度が増すにつれて赤みが強くなります。表面は滑らかというよりは、油胞(ゆほう)と呼ばれる粒々とした凹凸がはっきりとしており、少しゴツゴツとした印象を受けるかもしれません。

しかし、皮自体は驚くほど薄く、果肉にぴたりと張り付いています。この薄い皮の中に、パンパンに詰まった果肉が隠されているのが外観からも伝わってきます。

甘平の果肉や食感の特徴

甘平のもう一つの大きな特徴は、その独特な「食感」にあります。果肉(砂じょう)の一粒一粒がしっかりとしており、口の中で「プチプチ」「シャキシャキ」と弾けるような歯ごたえを楽しむことができます。

柔らかく果汁があふれる「せとか」や「紅まどんな」とは対照的に、甘平は果肉の粒感が際立つ、食べ応えのある食感です。

また、果肉を包んでいる薄皮(じょうのう膜)が極めて薄く、口の中に残ることがほとんどありません。種もほとんど入っていないため、皮を剥いてそのまま房ごと頬張ることができます。

噛んだ瞬間にプチっと弾け、中から濃厚な甘い果汁が広がる感覚は、甘平でしか味わえない贅沢な体験です。果肉がしっかりしているため、房同士が簡単にはぐれるのも特徴で、手を汚さずにきれいに食べることができます。

甘平の旬な時期

収穫時期 1月下旬 〜 2月下旬
出荷時期 1月下旬 〜 3月上旬
最盛期(ピーク) 2月
食べ頃 2月初旬 〜 3月上旬

甘平の旬は非常に短く、冬の終わりから春の訪れを感じる1月下旬から3月上旬にかけてです。ハウス栽培のものは1月中旬頃から出回り始めますが、露地栽培のものが最も美味しくなるのは2月に入ってからです。寒さによって酸味が抜け、甘みが凝縮されるこの時期が「食べ頃」のピークと言えます。

他の晩柑類に比べて収穫・出荷期間が短いため、「幻の柑橘」と呼ばれることもあります。3月中旬を過ぎると、水分が抜けて果肉に「す上がり(パサつき)」が出始めたり、食感が悪くなったりする場合があるため、購入後はできるだけ早く、2月中に味わうのがベストです。まさにこの時期だけの、季節限定の贅沢な味わいです。

甘平の食べ方・剥き方

甘平は外見が大きくて少しゴツゴツしているため、包丁が必要かと思われるかもしれませんが、実は手で簡単に皮を剥くことができます。外皮は非常に薄く柔らかいため、温州みかんと同じようにヘタの方から、あるいは底の方から指を入れて剥いてください。皮を剥くと、甘く濃厚な香りが一気に広がります。

中の薄皮(じょうのう膜)も極薄で、種もほとんどないため、一房ずつ分けてそのままパクパクと食べられます。白い筋(アルベド)も苦味が少ないので、神経質に取り除く必要はありません。独特の「シャキッ」「プチッ」とした食感を最大限に楽しむためには、アレンジなどを加えず、そのまま生食で召し上がるのが一番のおすすめです。デザートとして食卓に出す際も、房を分けてお皿に盛るだけで美しく映えます。

甘平の栄養素について

主な栄養素 特徴と含有イメージ(100gあたり)
エネルギー 約 59 kcal
ビタミンC 豊富に含まれる(抗酸化作用・美肌)
β-クリプトキサンチン ガン予防・骨粗鬆症予防に期待
クエン酸 約 1.1%(疲労回復効果)
食物繊維 薄皮ごと食べることで摂取可能
カリウム 体内の塩分排出を助ける

甘平をはじめとする柑橘類には、健康維持に欠かせない栄養素がたっぷりと含まれています。特に注目すべきはビタミンCです。強力な抗酸化作用を持ち、風邪の予防や免疫力の向上、さらにはコラーゲンの生成を助けて美肌効果も期待できます。冬の乾燥した時期には積極的に摂取したい栄養素です。

また、柑橘類特有の色素成分であるβ-クリプトキサンチンも含まれており、これには発がん抑制作用や骨密度の低下を防ぐ効果があるという研究結果もあります。薄皮(じょうのう膜)ごと食べられる甘平は、ペクチンなどの食物繊維も効率よく摂取できるため、整腸作用も期待できます。美味しく食べるだけで、冬の健康管理をサポートしてくれる優秀な果物です。

甘平を美味しく食べるための保存方法

甘平は皮が薄くデリケートなため、保存には少し気を使う必要があります。基本的には「涼しい場所」と「乾燥防止」がキーワードです。

  • 直射日光を避ける
  • 風通しの良い涼しい場所に置く
  • 乾燥を防ぐ対策をする
  • 箱買いした場合は、すぐに中身を確認し、傷んだものを取り除く

常温で保存する場合のポイント

冬場の暖房の効いていない部屋や廊下、玄関など、直射日光が当たらず風通しの良い「冷暗所」であれば、常温保存が可能です。箱で購入した場合は、入れたままにせず、ふたを開けて通気性を良くするか、カゴなどに移し替えるのが理想です。ただし、甘平の外皮は非常に薄く、水分が蒸発しやすいため、常温での保存期間は長くありません。皮がしなしなになると食感も落ちてしまうため、暖房器具の近くなどは絶対に避け、こまめに状態を確認してください。

冷蔵で保存する場合のポイント

より長く美味しさを保ちたい場合や、室温が高い場合は冷蔵庫の「野菜室」での保存をおすすめします。そのまま入れると乾燥して皮が固くなってしまうため、1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、さらにポリ袋に入れて口を軽く縛って保存します。こうすることで、適度な湿度を保ちながら乾燥を防ぐことができます。冷やしすぎると甘みを感じにくくなることがあるため、食べる1時間ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻すと、本来の濃厚な甘さを楽しめます。

保存期間の目安

保存場所 目安期間
常温(冷暗所) 4日 〜 5日程度
冷蔵(野菜室) 約 1週間

甘平は「貯蔵性」があまり高くない品種です。皮が薄いため、収穫後から徐々に水分が抜け、酸味も減っていきます。酸味が抜けすぎると味がぼやけたり、果肉のプリプリ感が損なわれたりします。また、生き物ですので呼吸によってエネルギー(糖分)を消費してしまいます。最高の状態で味わうためには、手に入れたら「保存する」ことよりも「早めに食べ切る」ことを優先してください。目安期間内であっても、鮮度が良いうちに食べるのが一番の贅沢です。

甘平の主な産地

都道府県 愛媛県(全国シェアほぼ100%)
主要な市町村 八幡浜市、宇和島市、伊方町、今治市など
有名ブランド 愛媛Queenスプラッシュ(最高級品質)

甘平は愛媛県のオリジナル品種であり、県外への苗木の持ち出しが制限されていた時期が長かったため、現在流通している甘平のほぼ全てが愛媛県産です。県内全域で栽培されていますが、特に有名なのは「西宇和(にしうわ)」と呼ばれる地域です。八幡浜市や伊方町を含むこのエリアは、リアス式海岸の急斜面に石垣の段々畑が広がり、「空からの太陽」「海からの反射光」「石垣からの反射光」という『3つの太陽』を浴びて育つため、非常に味の濃い柑橘が育ちます。

特に八幡浜市の「日の丸」「真穴(まあな)」「川上」といった有名産地でも甘平の栽培が盛んです。愛媛県では、甘平の中でも糖度13度以上、酸度1.2%未満、外観が美しい大玉などの厳しい基準をクリアしたものを「愛媛Queenスプラッシュ」というブランド名で販売しており、贈答用として最高級の評価を得ています。

甘平がおすすめな人

甘平はその独特の特性から、以下のような方に特におすすめできる柑橘です。

  • とことん甘い柑橘が好きな人:酸っぱさが苦手で、濃厚な甘さを求めている方に最適です。
  • 酸味が苦手な人やお子様:酸度が低いため、酸っぱいのが苦手な方でも美味しく食べられます。
  • 独特の食感を楽しみたい人:シャキシャキ、プチプチとした他の柑橘にはない食感は一度食べると病みつきになります。
  • 皮を剥くのが面倒な人:手で簡単に剥けて、薄皮ごと食べられる手軽さは大きな魅力です。
  • 大切な方への贈り物(贈答用)を探している人:見た目のインパクト、味の良さ、希少性の高さから、ギフトとして大変喜ばれます。
  • ビタミンCを手軽に摂取したい人:美味しく食べるだけで、美容と健康に良い栄養素を補給できます。

甘平は、柑橘好きなら一度は食べておきたい傑作品種です。その濃厚な甘さとプチプチ食感は、これまでの柑橘のイメージを覆すほどの衝撃を与えてくれるでしょう。生産者の高い技術と情熱によって育てられた「愛媛の宝」を、ぜひ旬の時期に味わってみてください。