さくらんぼとは?さくらんぼの特徴と魅力、歴史について紹介

さくらんぼの特徴について説明していきます!

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さくらんぼとは? さくらんぼの魅力は?

さくらんぼとは、バラ科サクラ属の落葉高木であるサクランボの果実のことです。

さくらんぼは、日本では初夏の果物として親しまれていますが、実は世界中で栽培されている果物です。

さくらんぼの魅力は、その甘酸っぱい味と、色鮮やかな見た目だけではありません。 さくらんぼには、さまざまな特徴や栄養価があります。 それでは、さくらんぼの特徴や栄養価について見ていきましょう。

さくらんぼの特徴

さくらんぼの特徴は、以下のようになります。

さくらんぼの形について

一般的に直径1~2cmほどの小さな球形の果実です。 赤や黄色、紫などの色がありますが、日本では赤いものが多く流通しています。

さくらんぼの種について

種子が1個入っている核果と呼ばれるタイプの果実です。 種子は食べられませんが、種子の大きさや形は品種によって異なります。

果皮が薄くて柔らかいので、傷みやすい果物です。 そのため、収穫後は早めに消費するか、冷蔵や冷凍などの保存方法を選ぶ必要があります。

さくらんぼの味について

果肉がジューシーで甘酸っぱい味がします。 しかし、品種によっては酸味が強かったり、甘味が強かったりするものもあります。 また、果肉の色や食感も品種によって異なります。

さくらんぼの栄養価

さくらんぼには、さまざまな栄養素が含まれています。 以下は、100gあたりの栄養成分表です。

栄養素
エネルギー 63kcal
水分 81.3g
たんぱく質 1.1g
脂質 0.2g
炭水化物 16.1g
食物繊維 2.1g
灰分 0.4g
ナトリウム 3mg
カリウム 222mg
カルシウム 13mg
マグネシウム 11mg
リン 21mg
0.4mg
亜鉛 0.1mg
0.1mg
マンガン 0.1mg
ビタミンA 64μg
ビタミンE 0.1mg
ビタミンK 2.1μg
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.4mg
ビタミンB6 0.05mg
葉酸 8μg
ビタミンC 7mg

 

さくらんぼには、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化作用のあるビタミンが豊富に含まれています。 これらのビタミンは、老化や病気の予防に役立ちます。

また、カリウムやカルシウムなどのミネラルも多く含まれており、血圧や骨の健康にも良いとされています。 さらに、食物繊維も多く含まれているので、便秘の改善や腸内環境の整えにも効果が期待できます。

さくらんぼの主な産地は?日本のさくらんぼ栽培の歴史

さくらんぼは、世界中で栽培されている果物ですが、日本ではどこで栽培されているのでしょうか?

また、日本でのさくらんぼ栽培の歴史はどのようになっているのでしょうか?

それでは、さくらんぼの主な産地と日本のさくらんぼ栽培の歴史について見ていきましょう。

山形県がさくらんぼの一大産地になった理由

さくらんぼの主な産地といえば、やはり山形県です。

山形県は、日本で最もさくらんぼの生産量が多く、全国の約7割を占めています。 なぜ山形県がさくらんぼの一大産地になったのでしょうか?

その理由は、以下のようになります。

山形県は、日本海側の気候でありながら、内陸部に位置するため、冬は寒く、夏は暑いという四季の差がはっきりしています。

この気候は、さくらんぼの栽培に適しており、甘味や酸味、色や形などの品質を高めることができます。

山形県は、さくらんぼの品種改良にも積極的に取り組んできました。

特に、佐藤錦という品種は、山形県の農業試験場で開発されたもので、日本のさくらんぼの代名詞とも言えるほどの人気品種です。

佐藤錦は、大粒で甘味と酸味のバランスが良く、色も鮮やかな赤色です。

佐藤錦は山形県のほかにも、北海道や長野県などでも栽培されていますが、山形県産のものが最も高品質とされています。

北海道や長野県などの他の産地

さくらんぼの主な産地は、山形県ですが、他にも北海道や長野県などで栽培されています。 それぞれの産地の特徴は、以下のようになります。

北海道:北海道は、日本で最も北に位置するため、さくらんぼの収穫時期が遅くなります。

そのため、山形県産のさくらんぼが終わった後に、北海道産のさくらんぼが出回ります。

北海道産のさくらんぼは、佐藤錦や紅秀峰などの品種が多く、大粒で甘味が強いのが特徴です。

北海道のさくらんぼの代表的な産地は、旭川市や富良野市などです。


長野県:長野県は、日本で最も標高が高い県で、寒暖の差が激しい気候です。

この気候は、さくらんぼの栽培に適しており、品質の高いさくらんぼが収穫できます。

長野県産のさくらんぼは、佐藤錦やナポレオンなどの品種が多く、色や形が美しいのが特徴です。

長野県のさくらんぼの代表的な産地は、松本市や安曇野市などです。

 

さくらんぼの代表品種と旬の時期

さくらんぼは日本では5月から7月にかけて収穫される初夏の果物です。

品種や産地、栽培方法によって旬の時期は異なりますが、一般的には以下のようになります。

佐藤錦:日本で最も多く生産されている品種で、甘さと酸味のバランスが良く、果汁が豊富です。旬の時期は6月中旬から7月上旬です。


紅秀峰:山形県で育成された品種で、粒が大きく、甘みが強く、色づきが美しいです。旬の時期は6月下旬から7月下旬です。


南陽:山形県で育成された品種で、佐藤錦よりも果肉がやわらかく、酸味が少ないです。旬の時期は7月上旬から中旬です。


ナポレオン:ヨーロッパ原産の古い品種で、酸味が強く、ジャムやシロップ漬けに向いています。旬の時期は6月下旬から7月上旬です。

 

さくらんぼは、栄養価が高く、疲労回復や美肌効果などが期待できます。新鮮なさくらんぼを選ぶときは、色やつや、茎の緑色などに注意しましょう。

さくらんぼは追熟しないので、収穫したときが一番おいしいですよ。

 

美味しいさくらんぼの選び方と保存方法

さくらんぼは、美味しく食べるためには、選び方と保存方法が重要です。

それでは、美味しいさくらんぼの選び方と保存方法について見ていきましょう。

 

見た目や枝に注目して新鮮なものを選ぶ

さくらんぼは、見た目で新鮮さや品質を判断することができます。 美味しいさくらんぼの見た目の特徴は、以下のようになります。

色が濃くて艶があるものを選ぶ

色が鮮やかで、光沢があること。 色が濃くて艶があるほど、糖度が高くて美味しいです。

枝が緑色で、葉がついていること。 枝や葉が枯れていると、収穫後に時間が経っている可能性が高いです。

果肉がふっくらとしていて、皮が張っていること。 果肉がしぼんでいたり、皮がたるんでいたりすると、水分が失われているか、傷んでいるかもしれません。

形が整っていて、大きさがそろっていること。 形がゆがんでいたり、大きさがばらばらだと、品種が混ざっているか、栽培環境が悪かったかもしれません。

冷蔵庫で保存する場合はビニール袋に入れる

さくらんぼは、買ってきたらすぐに食べるのが一番ですが、食べきれない場合は、冷蔵庫で保存することができます。 冷蔵庫で保存する場合は、以下のようにすると良いでしょう。

さくらんぼは、水洗いせずにそのままビニール袋に入れます。 水洗いすると、水分が皮に残って傷みやすくなります。

ビニール袋には、空気を抜いてから口をしっかりと閉じます。 空気に触れると、酸化や乾燥が進んでしまいます。

冷蔵庫の野菜室に入れます。 野菜室は、冷蔵庫の中でも温度が高く、湿度が高い場所です。 さくらんぼは、低温や乾燥に弱いので、野菜室が適しています。

できるだけ早く食べます。 冷蔵庫で保存しても、さくらんぼは傷みやすい果物です。 保存期間は、2~3日程度が目安です。

 

冷凍保存する場合は水洗いしてから凍らせる

さくらんぼは、冷凍保存することもできます。 冷凍保存する場合は、以下のようにすると良いでしょう。

さくらんぼは、水洗いしてから水気を拭き取ります。 水洗いすると、虫や汚れを落とすことができます。 水気を拭き取ると、冷凍するときに氷がつきにくくなります。

さくらんぼは、枝や種を取り除きます。 枝や種は、冷凍すると硬くなって食べにくくなります。 種を取り除くときは、竹串などを使って押し出すと簡単です。

一つずつラップに包んでから、ジッパー付きの保存袋に入れます。
一つずつラップに包むと、冷凍するときにくっつきにくくなります。 保存袋には、空気を抜いてから口をしっかりと閉じます。

冷凍庫に入れます。 冷凍庫の温度は、-18℃以下に設定します。 保存期間は、約3ヶ月程度が目安です。

食べるときは、自然解凍します。 電子レンジやお湯で解凍すると、果肉が崩れたり、味が落ちたりする可能性があります。
自然解凍すると、さくらんぼの食感や味が保たれます。

 

まとめ

この記事では、「さくらんぼとは」について詳しく解説しました。

さくらんぼは、初夏の果物として人気がありますが、その特徴や歴史、種類や旬の時期などを知ると、さらに楽しめると思います。

また、さくらんぼには、抗酸化作用やミネラルなどの栄養価が高く、健康にも良いとされています。

さくらんぼの選び方や保存方法も覚えておくと、美味しく長持ちさせることができます。

さくらんぼは、生鮮品としてだけでなく、ジャムや酒、缶詰やドライなどの加工品としても楽しめます。

さくらんぼの季節になったら、ぜひお試しください。

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