クインシーメロンはどこで売ってる？美味しいクインシーメロンが購入できる場所を紹介

2025年5月4日

赤肉メロンの代表格として人気のクインシーメロン。

甘くてジューシーな味わいとサーモンピンク色の美しい果肉が特徴ですが、「クインシーメロンはどこで買えるの？」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、クインシーメロンの基本情報から、スーパー、直売所、通販などでの購入方法、さらに美味しいクインシーメロンの選び方まで詳しく解説します。

ぜひ参考にして、美味しいクインシーメロンを手に入れてください。

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クインシーメロンとは？基本情報と特徴

クインシーメロンの特徴

クインシーメロンは、カロテンが豊富な赤肉系のネットメロンです。その最大の特徴は以下の通りです

果肉の色と食感：果肉は厚く緻密で、サーモンピンク色の美しい色合いが特徴です。なめらかな口当たりと深みのある甘さが特徴で、ジューシーな食感が魅力です。
外観：表面には灰緑色の細かい網目模様が全体を覆っており、見た目も美しいメロンです。
糖度：糖度は15～17度と高く、メロンの中でも特に甘いとされています。生産者は光センサー選果で糖度と熟成度をチェックし、糖度が14度以上のものだけを出荷していることも多いです。
香り：甘く芳醇な香りが特徴で、完熟するとより強い香りを放ちます。

このように、クインシーメロンは見た目、味、香りのすべてにおいて優れたメロンであり、夏の贅沢な果物として人気があります。

クインシーメロンの名前の由来

クインシーメロンの名前は、「Queen（クイーン=女王）」と「Healthy（ヘルシー=健康的）」を組み合わせたものとされています。「女王」の名を冠するにふさわしい美しい赤肉の色合いと、「健康的」という意味が込められています。

赤肉メロンに多く含まれるβ-カロテンが健康に良いことから、このような名前が付けられたのです。まさに見た目の美しさと栄養価の高さを兼ね備えた「メロンの女王」と言えるでしょう。

クインシーメロンの栄養価と魅力

クインシーメロンには以下のような栄養素が豊富に含まれています

β-カロテン：サーモンピンク色の源であり、体内でビタミンAに変換されます。抗酸化作用があり、免疫力の向上や目の健康維持に役立ちます。
ビタミンC：美肌効果や疲労回復に効果的です。
カリウム：体内の塩分バランスを整え、むくみの解消に役立ちます。
食物繊維：腸内環境の改善に効果があります。

さらに、水分含有量が多く、夏場の水分補給にもぴったり。ほかの赤肉系メロンよりも種が少なく、果肉部分が多いのも魅力のひとつです。

クインシーメロンの旬と産地

クインシーメロンの旬の時期

クインシーメロンの旬は4月下旬から7月中旬頃までで、5月～6月が最盛期と言われています。地域によって収穫時期に若干の違いがありますが、基本的には初夏から夏にかけてが美味しいクインシーメロンを楽しめる季節です。

産地別の収穫時期目安：

茨城県：5月中旬～6月下旬
熊本県：4月中旬～6月
山形県：7月～8月

特に5月～6月は「ハッピー・メロン・シーズン」と呼ばれることもあり、この時期に市場に最も多く出回ります。

主な産地とおすすめの産地

クインシーメロンの主要な産地は以下の通りです

茨城県：全国シェアの約56％を占める最大の産地です。特に鉾田市や旭村が有名で、JAグループ茨城の「旭村クインシーメロン」は特に高品質で知られています。光センサーで糖度と熟度を選別するなど品質管理が徹底されています。
熊本県：全国シェアの約30％を占める主要産地です。温暖な気候を活かした栽培が行われており、早い時期から出荷されるのが特徴です。
山形県：全国シェアの約9％を占めています。特に庄内地方の砂丘地帯で栽培されるクインシーメロンは、糖度が高く風味豊かと評価されています。

その他にも、千葉県や福岡県などでも栽培されていますが、上記の3県が主要産地となっています。

産地による味や特徴の違い

産地によってクインシーメロンの味わいや特徴に違いがあります

茨城県産：光センサーによる選果で糖度が保証されているものが多く、安定した品質と甘みが特徴です。綺麗なネット模様と均一な形状を持つものが多いです。
熊本県産：温暖な気候で育つため、早い時期から十分な甘さを持ったメロンが出荷されます。果汁が多くジューシーな食感が特徴です。
山形県産：昼夜の温度差が大きい環境で育つため、糖度が高く、濃厚な味わいを持つことが多いです。収穫は遅めですが、じっくり熟成した深い味わいが楽しめます。

産地によってそれぞれ特徴があるため、いろいろな産地のクインシーメロンを食べ比べてみるのも面白いでしょう。

スーパーでクインシーメロンを買う

クインシーメロンを扱うスーパーの特徴

クインシーメロンは一般的なスーパーマーケットでも購入できますが、全てのスーパーで常時取り扱っているわけではありません。以下のような特徴のあるスーパーでより多く見つけることができるでしょう

青果物が充実している大型スーパー：イオン、イトーヨーカドー、西友など
地方のスーパー：特に茨城県、熊本県、山形県などの産地近くのローカルスーパー
高級スーパー：成城石井、紀ノ国屋、クイーンズ伊勢丹など
JA系列のスーパー：JAファーマーズマーケットなど

特に茨城県内のスーパーでは、地元産のクインシーメロンが豊富に並ぶことがあります。パワーマート岩瀬店など、地元民に人気のスーパーでは、シーズン中に安価でクインシーメロンが販売されるケースもあります。

時期によるスーパーでの取り扱い状況

クインシーメロンのスーパーでの取り扱いは、時期によって大きく変わります

5月中旬～6月下旬（最盛期）：多くのスーパーで取り扱いがあり、品揃えも豊富です。特売やキャンペーンを行っている場合もあります。
4月下旬～5月上旬（初期）：熊本県産を中心に出始めますが、取り扱い店舗は限られます。
7月以降（後期）：山形県産などが出回りますが、全体的な流通量は減少します。

旬の時期でも、大型スーパーや産地近くのスーパーでの取り扱いが中心となり、小型のコンビニエンスストアなどではあまり見かけることがありません。

スーパーでの価格相場

スーパーでのクインシーメロンの価格相場は、時期やサイズ、品質によって変動しますが、一般的には以下のような価格帯となっています：

小玉（約800g～1kg）：800円～1,200円程度
中玉（約1kg～1.5kg）：1,200円～2,000円程度
大玉（約1.5kg以上）：2,000円～3,000円程度

産地直近のスーパーや地域の特売では、これより安価になることもあります。例えば、茨城県内のスーパーでは、シーズン中に1玉1,000円を切る価格で販売されることもあるようです。

ただし、高級スーパーやデパートの食品売り場などでは、厳選されたものが販売され、より高価格となることもあります。

直売所・JAでクインシーメロンを買う

JAでのクインシーメロン販売

JAグループでは、各地域のJAを通じてクインシーメロンを販売しています。特に以下のJAが有名です

JA茨城旭村：クインシーメロンの一大産地であり、厳格な品質基準を設けて販売しています。
JAほこた：茨城県鉾田市のJAで、全国有数のメロン産地として知られています。
JAくまもと：熊本県のクインシーメロン生産をサポートしており、高品質なメロンを提供しています。
JA庄内みどり：山形県庄内地方のJAで、砂丘地で育った高品質なクインシーメロンを販売しています。

これらのJA直営の販売所では、地元で採れたての新鮮なクインシーメロンを購入することができます。また、JAによっては、あらかじめ予約ができる場合もあります。

直売所での価格と品質

直売所でのクインシーメロンの価格は、市場を通さないため、スーパーよりもやや安価に購入できることがあります。また、品質面でも以下のようなメリットがあります

新鮮さ：収穫からの時間が短く、新鮮なメロンを購入できる
品質の確かさ：生産者が直接販売するため、自信を持って勧める品質の良いものが多い
選別基準の明確さ：特にJA茨城旭村などでは光センサーで糖度を測定した上で販売されている

直売所での価格相場

特秀品（糖度16度以上）：1玉 2,500円～3,500円程度
秀品（糖度14度以上）：1玉 1,800円～2,500円程度
優品：1玉 1,200円～1,800円程度

ただし、これらの価格はあくまで目安であり、サイズやその年の作柄によって変動します。また、直売所によっては試食ができる場合もあり、実際に味を確かめてから購入できるのも魅力です。

通販でクインシーメロンを購入する

JAタウンでのクインシーメロン購入

JAタウンは、全国のJA（農業協同組合）が運営するオンラインショップです。クインシーメロンについても、産地直送で高品質なものを購入することができます。

JAタウンでのクインシーメロン購入のポイント

茨城県産や熊本県産など、主要産地のクインシーメロンが5月中旬頃から販売開始
単品販売だけでなく、2玉や4玉などのセット販売も
事前予約ができる場合もあり、旬の時期に確実に購入可能
産地や等級、出荷時期などが明確に表示されている

JAタウンの特徴は、JAが品質を保証しているという安心感です。また、生産者情報や栽培方法なども詳しく紹介されており、どのようなメロンかわかりやすくなっています。

産直通販サイト

生産者から直接購入できる産直通販サイトも増えています

山一ファーム公式オンラインショップ 茨城県産のクインシーメロンを中心に販売している農園直営の通販サイトです。5Lサイズの大玉から、ギフト用まで幅広く取り揃えています。
浜中屋 旭村クインシーメロンの販売に力を入れており、光センサー選別で糖度14度以上のものだけを厳選して販売しています。
全農食品オンラインショップ JA全農が運営するショップで、メロン生産量日本一の茨城県産クインシーメロンを中心に販売しています。

これらの産直通販サイトでは、市場を通さないため、より新鮮なクインシーメロンを手に入れることができます。また、生産者との距離が近いため、栽培へのこだわりや食べ方のアドバイスなども得られることがあります。

通販での購入時の注意点

通販でクインシーメロンを購入する際には、以下の点に注意すると良いでしょう

配送時期と到着日
- 極端な高温や低温の日は避け、在宅できる日を指定する
- 長期不在の予定がある場合は、その前に到着するよう手配する
鮮度と状態
- 収穫後すぐに発送してくれる販売者を選ぶ
- 「追熟してからの発送」か「早めの発送で自宅で追熟」かを確認する
価格と送料
- 送料込みの価格を確認する（メロンは重いため送料が高くなりがち）
- 複数個購入する場合の送料割引があるか確認する
販売者の信頼性
- レビューや口コミを確認する
- クインシーメロン販売の実績がある販売者を選ぶ
補償制度
- 万が一の破損や品質トラブル時の対応方針を確認しておく

通販では実物を見て選ぶことができないため、信頼できる販売者から購入することが重要です。また、配送中の衝撃でメロンが傷む可能性もあるため、しっかりした梱包を行っている販売者を選ぶことをおすすめします。

美味しいクインシーメロンの選び方

見た目でわかる選び方のポイント

美味しいクインシーメロンを選ぶ際の見た目のポイントは以下の通りです

ネット模様
- 網目が均一で、細かいものほど品質が良い
- 網目がしっかりと盛り上がっているものが甘みが強いことが多い
形状
- 左右対称の丸みを帯びた形が良品
- いびつな形や凹みがあるものは避ける
重量感
- 同じサイズなら、ずっしりと重みがあるものが良い
- 重みがあるものは果肉が充実している証拠
へたの状態
- へたがしっかりとしてみずみずしいものは新鮮
- へたが完全に乾いているものは過熟の可能性がある
色
- 表面の色が均一で、くすみや斑点がないものを選ぶ

これらのポイントを総合的に判断して、良質なクインシーメロンを見分けましょう。

熟度の見分け方

クインシーメロンの熟度は以下の方法で見分けることができます

香り
- 香りが強く甘い香りがするものは食べ頃に近い
- 無臭のものはまだ熟していない可能性が高い
硬さ
- お尻の部分（花落ち部分）を軽く押してみて、少し弾力があるものが食べ頃
- カチカチに硬いものはまだ追熟が必要
- 全体的に柔らかすぎるものは熟しすぎている可能性がある
音
- 手のひらで軽く叩いたときに、「ポン」と低い音がするものは熟度が適切
- 高い音がするものはまだ硬く、熟していない

クインシーメロンは、収穫後も追熟が進むため、すぐに食べる場合は上記のポイントで食べ頃のものを選び、数日後に食べる予定なら少し硬めのものを選ぶとよいでしょう。

購入後の保存方法と食べ頃

クインシーメロンを購入後の保存方法と食べ頃について以下にまとめます

保存方法：

熟していないメロン
- 直射日光を避けた風通しの良い冷暗所で保存
- 冷蔵庫に入れると追熟が止まるため、追熟が必要な場合は常温保存が基本
食べ頃のメロン
- 食べる2～3時間前に冷蔵庫に入れて冷やすと、味と香りが引き立つ
- 長期保存する場合は冷蔵庫で保存（2～3日程度が限度）
カット済みのメロン
- ラップでしっかりと包み、冷蔵庫で保存
- できるだけ早く食べきる（24時間以内が望ましい）

食べ頃の判断：

果実の下の方をそっと押して柔らかく感じる
香りが強くなる
お尻の部分が少し柔らかくなる

クインシーメロンは、適切に保存することでその美味しさを最大限に引き出すことができます。特に冷蔵庫で冷やしすぎないように注意し、食べる前には常温に少し戻すと風味が増します。

クインシーメロンと他のメロンとの違い

赤肉メロンと青肉メロンの違い

クインシーメロンは赤肉メロンの代表格ですが、青肉メロンとはどのような違いがあるのでしょうか

味の違い：

赤肉メロン（クインシーメロン含む）：芳醇な香りで甘さにコクがあり、食感は柔らかい傾向
青肉メロン（アンデスメロン等）：すっきりとした香りや甘さが特徴、赤肉メロンと比較すると少し歯応えがある

栄養価の違い：

赤肉メロン：β-カロテンが豊富で、オレンジ色の色素となっている
青肉メロン：カリウムやビタミンCが多く含まれている傾向

食べ方の違い：

赤肉メロン：そのままでも美味しいが、デザートとの相性も良い
青肉メロン：そのまま食べるのが一般的、さっぱりとした味わいが特徴

どちらも特徴のあるメロンですが、濃厚な甘みと柔らかい食感を求める方には赤肉のクインシーメロン、さっぱりとした甘みを求める方には青肉メロンがおすすめです。

クインシーメロンとレノンメロンの違い

クインシーメロンとレノンメロンはどちらも人気の赤肉メロンですが、以下のような違いがあります

特徴の違い：

クインシーメロン：赤肉メロンらしい芳醇な甘味と果汁がたっぷり。皮近くまで詰まった肉厚の果肉は、緻密で滑らかな舌触り。

レノンメロン：コクのある濃厚な甘味と芳醇な果汁がたっぷり。種の部分が少なく、厚い果肉が皮ギリギリまで詰まっているので食べ応え満点です。

見た目の違い：

クインシーメロン：外観は全体的に灰緑色で、細かい網目模様が特徴です。果肉はサーモンピンク色。
レノンメロン：クインシーメロンよりもやや濃い色合いの果肉を持つことが多く、網目模様はやや粗めです。

旬の時期：

クインシーメロン：主に5月中旬～6月下旬
レノンメロン：6月～8月が中心

どちらも甘くてジューシーな赤肉メロンですが、微妙な味わいや食感の違いを楽しむことができます。個人の好みによって選ぶとよいでしょう。

アンデスメロンとの違い

クインシーメロンと人気の青肉メロンであるアンデスメロンの違いは以下の通りです：

果肉の色と食感：

クインシーメロン：サーモンピンク色の果肉で、なめらかでとろけるような食感
アンデスメロン：黄緑色の果肉で、やや弾力のある食感

味と香り：

クインシーメロン：芳醇な香りと濃厚な甘み、コクのある味わい
アンデスメロン：さっぱりとした甘さと爽やかな香り

糖度：

クインシーメロン：15～17度と高糖度
アンデスメロン：13～15度程度

価格帯：

一般的にはクインシーメロンとアンデスメロンは同程度の価格帯で販売されていることが多いですが、地域や時期によって変動します。

旬の時期：

クインシーメロン：4月下旬～7月中旬
アンデスメロン：5月上旬～7月中旬

両者はそれぞれに魅力があるメロンで、好みによって選ぶとよいでしょう。濃厚な味わいを求める方にはクインシーメロン、さっぱりとした味わいを求める方にはアンデスメロンがおすすめです。

まとめ：美味しいクインシーメロンを手に入れるには

クインシーメロンは、サーモンピンク色の美しい果肉と濃厚な甘みが特徴の人気メロンです。この記事では、クインシーメロンを購入できる場所や選び方について詳しく解説しました。

購入場所のまとめ

スーパーマーケット
- 旬の時期（5月～6月）には多くのスーパーで販売されています
- 特に大型スーパーや産地近くのスーパーでの取り扱いが多い
- 価格は1玉800円～3,000円程度（サイズや品質による）
直売所・JA
- JA茨城旭村特産物直売所サングリーン旭や、JAほこたファーマーズマーケットなだろうなど
- 新鮮で高品質なクインシーメロンを入手可能
- 光センサーで選別された糖度保証付きのものも
通販サイト
- 楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、トドクヨ　など
- 産地直送で新鮮なクインシーメロンを自宅に届けてもらえる
- 送料に注意し、信頼できる販売者を選ぶことが重要

おいしいクインシーメロン選びのポイント

均一で細かい網目模様があるもの
ずっしりと重みがあるもの
お尻の部分に軽い弾力があるもの
甘い香りがするもの

クインシーメロンの旬は5月～6月が中心ですが、産地によって4月から8月まで楽しむことができます。主な産地は茨城県、熊本県、山形県で、それぞれに特徴のあるクインシーメロンが生産されています。

適切な保存方法と食べ頃を見極めることで、クインシーメロン本来の美味しさを最大限に引き出すことができます。購入後はすぐに冷蔵庫に入れるのではなく、熟度に応じて常温または冷蔵で保存しましょう。

この記事を参考に、あなたも美味しいクインシーメロンを手に入れて、初夏から夏にかけての季節の味覚を満喫してください。産地直送の高品質なものや、スーパーで手軽に購入できるものなど、さまざまな購入方法があります。ぜひ、自分に合った方法でクインシーメロンを楽しんでみてください。

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