【路地栽培の訳ありせとか】愛媛県の中島で作る長谷部さんのせとか
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トドクヨで取り扱いのあるせとかのご紹介です!
愛媛県の中島で露地栽培のせとかを作る長谷部さん。
露地栽培のせとかにこだわる理由
長谷部さんの露地栽培せとかは簡単なものではありません。
ハウスで栽培すれば寒害は防げるんですが、少なからず日光を遮ることになり糖度が上がりにくくなります。
味を大事にしたいので、露地栽培でせとかを作っています。
露地栽培のせとかはリスクもある
せとかの収穫は2月後半頃から。この頃は寒さもまだ強く露地栽培にすると寒害に遭う可能性も高くなります。
寒害にあってしまうと甘さも減り、パサパサになってしまうせとかもあります。
また、鳥の被害のリスクももあります。
そのため、鳥からの被害を防ぐためにもこのようなカバーをかけ、せとかを守ります。
それ以外にも、下記のようなリスクもあります。
せとかの樹には鋭いトゲがあるので、作業が大変ですし風が吹けば実が揺られてトゲに刺さります。
台風など強い風邪が吹くと実も傷つきやすくなります。
一本の樹でもしっかり剪定して枝を整理しておかないと枝が混んでキズの原因になります。(もちろん傷のあるものは等級が下がりますし、ひどい傷だと出荷できません)
日々小まめに樹々の状態をチェックして剪定や摘果するのは、もちろん手間もかかりますが体も傷だらけになるのできついんです。
多分、この作業はたくさんの皆さまに美味しく食べて頂くために!という想いがないときっと続かないんじゃないかと思います。
それでも他の地域と比べると中島は温暖で露地栽培をしやすい環境なので、安心して美味しいせとかに取り組めるわけです。
露地栽培のせとかに最適な中島の環境
更に中島は温暖で雨が少ないため糖度と酸度が高くなりやすく、収穫時期にかけて少しずつ酸が抜けていき、適度な酸味になったときに収穫しているので味が濃いせとかに仕上がるんですよ。
露地栽培にする事で、被害や手間なども増え作りてからすると大変さは増しますが、長谷部さんはこの手間をかけても美味しいせとかを届けたい!
と、露地栽培のせとか作りに励んでいます。
長谷部さんは中島の「露地栽培のせとか」の継承にも貢献
実は長谷部さん。中島で引退する高齢生産者の畑を引き継ぎ、中島のみかんの継承に貢献している若手生産者でもあります。
引退される高齢生産者から引き継いで作っている畑が3つほどあるそうです。
中島伝統のみかんを継承し「中島で作るせとか」を守っていく一人なのです。
元々せとかは、高級品種でデパートに並ぶことも多いような品種なので、見た目も綺麗に作る事も大事。
しかしその性質上、1級品ばかりを作り出すことは極めて難しいので、3級品などの等級のものが全く売れなくなってしまうと、農業経営が苦しくなります。
(3級品は見た目は多少悪いですが、もちろん味は1級品と変わり映えなく美味しいんですけどね笑)
もしそうなってしまうと、前述しているような畑の維持や樹々のケアを続けるかどうか考え直さないといけなくなり、もっと収益性の高い違う品種に植え替えることになるかもしれません。僕は「せとか」が好きだし、食べたいと言ってくださる方も多いので、経営さえ成り立てば作り続けたいんですけど……。生業にしてる以上は、好きだけでは続けられないですからね。
本当今のこだわり続けたせとかが作れるのも「味が良ければ3級品を買いたい」と言ってもらえるお客様がいてくれるからこそ手間暇がかけられるので本当にありがたいことなのです。
こうやって良い循環ができる事が一番の理想ですよね!
贈答用とイメージの強いせとかですが、見た目や小さいサイズなどになる分、価格帯を下げたような形で、家庭用として3級品でも美味しさで評価してもらえるようになれると生産者としては本当に嬉しい限りです。
露地栽培の訳ありせとか【ご家庭向け】
※ご注文2月中旬頃から承ります。
※配送は3月上旬頃からですが、その年によって前後がありますのでご了承下さい。
※傷や大小バラバラサイズになります。
※配送シーズンでもご注文から10日程度お時間を頂きます
↑クリックできます
長谷部さんの露地栽培のせとか【贈答用】
※ご注文2月中旬頃から承ります。
※配送は3月上旬頃からですが、その年によって前後がありますのでご了承下さい。
※配送シーズンでもご注文から10日程度お時間を頂きます
↑クリックできます
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